- 2025/10/16 02:30
レギュラーシーズンも折り返しを迎えたメジャーリーグ。世界中のベースボールファンが、贔屓球団の戦いに悲喜こもごもの思いを抱いているはずだ。この記事では、厳しいメジャーリーグの世界で奮闘し、各カテゴリーをリーグトップの成績で折り返したトップランナーたちをおさらいする。今回は「ア・リーグ野手部門」編だ。
マリナーズのカル・ローリーがリーグトップの38本塁打と82打点で前半戦をフィニッシュ。ローリーは驚異的なペースで本塁打を量産している。6月20日(日本時間21日)のカブス戦ではシーズン29号に到達。前半戦に限定した本塁打数では、1970年のジョニー・ベンチ(レッズ)を抜き、捕手史上最多記録を更新した。結果的に、前半戦だけで38本塁打。これはメジャー史上2位の記録で、2001年にバリー・ボンズが記録した「39本」にあと1本及ばなかった。
ローリーは両打ちかつ、典型的なプルヒッターだ。プルヒッターとは引っ張り方向へ打ち返す打者のことで、ローリーの場合は右打席から左翼方向に、左打席から右翼方向に力強く打球を飛ばす。引っ張り方向への打球の割合を示す「Pull%」は56.3%で、堂々のメジャートップである。
本塁打と打点を除く打撃カテゴリーは、ヤンキースのアーロン・ジャッジが独占。打率(.355)、安打(125)、出塁率(.462)、長打率(.733)、OPS(1.195)のすべてでリーグトップのまま前半戦を折り返した。
まさにメジャー最強打者だ。2022年には60本塁打を放ち、ア・リーグの年間本塁打記録を更新。昨シーズンも58本塁打、OPS1.159と卓越した成績を残し、2度目のMVPに輝いた。トレンドの「魚雷バット」には目もくれず、今シーズンも普段通りの打撃スタイルで本塁打を量産している。
開幕から絶好のスタートを切り、4月3日のダイヤモンドバックス戦ではメジャー史上2人目となる「開幕6試合で5本塁打15打点」をマーク。7月12日(同13日)のカブス戦では、メジャー史上最速となる1088試合目で通算350号に到達した。
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スピードで存在感を示すのがレイズのホセ・カバイェロだ。カバイェロは昨シーズンの盗塁王で、今シーズンもリーグ1位の31盗塁と走りまくっている。盗塁ランキングは混戦模様で、2位のホセ・ラミレス(ガーディアンズ)が29盗塁、3位のチャンドラー・シンプソン(レイズ)が26盗塁、4位のボビー・ウィット・ジュニア(ロイヤルズ)が25盗塁となっている。
注目はシンプソン。昨シーズンはマイナー(A+級とAA級)で104盗塁を決め、今年の4月にメジャーデビュー。5月29日(同30日)には1試合3盗塁を成功させるなど、ルーキーとは思えない走りっぷりを見せている。5月末からおよそ1ヶ月ほどマイナーに降格したが、この期間がなければ、盗塁数リーグ1位で前半戦を終えていたかもしれない。