カルロス・エステベスがロイヤルズと契約へ ロイヤルズは今オフ初のFA補強、2年34億円でブルペン強化

 1月29日(日本時間30日)、フィリーズからFAとなっていたカルロス・エステベス(32)がカンザスシティ・ロイヤルズと契約することがわかった。米誌『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者が自身のXで報じた。契約内容は2年2200万ドル(約34億円)、3年目の2027年はクラブオプション(球団が契約更新を決める権利をもつこと)となっており、行使されれば1300万ドル(約20億円)、破棄された場合は200万ドル(約3億円)の解約金が支払われるという。身体検査の後、公式発表される見通し。

 エステベスは昨シーズン、エンジェルスとフィリーズで54試合に登板し26セーブをマークした救援右腕。最速160キロのフォーシームの他にスライダーとチェンジアップを操る。2023年にはK/9(9回を投げた場合の奪三振数)で「11.3」を示す圧巻の投球術でオールスターに出場。昨シーズンのK/9は「8.2」とやや下降したものの、BB/9(9回を投げた場合の与四球数)はキャリアハイの「2.0」をマークするなど衰えを知らない。

 メジャー通算8シーズンで438登板、82セーブ、440奪三振。タナー・スコット(30)がドジャースと契約を結んで以降、移籍市場のトップリリーバーとしてエステベスの注目度が高まっていた。

 静かなオフを過ごすロイヤルズが、今オフ初のFA補強に動いた。昨シーズン、救援陣の防御率は4.13でリーグ10位。シーズン途中にアスレチックスから移籍したルーカス・アーセグ(29)が14セーブを挙げるも、クローザーとしての経験はまだ浅く未知数。ブルペンの強化という補強方針とエステベスがマッチした。

 エステベスについては、リリーフ陣に不安のあるカブスやレッズが興味を示しているという報道もあった。しかしここ数日間で、カブスはライアン・プレスリー(36 /前アストロズ)を、レッズはテイラー・ロジャース(34 / 前ジャイアンツ)をそれぞれトレードで獲得するなど手を打っていた。

 昨シーズン、9年ぶりにポストシーズンに登場したロイヤルズ。ワイルドカードではオリオールズを2連勝で下すも地区シリーズでヤンキースに敗れた。2年連続のポストシーズン進出と10年ぶり3度目の世界一を目指し、頼れるベテランが加わった。