- 2025/04/02 11:57
ヤンキース、ブーン監督と契約延長 球団史上もっとも「世界一に縁がない」&「退場の多い」監督
2027年まで続投へ 歴代7位603勝
2月20日(日本時間21日)、ヤンキースはアーロン・ブーン監督との契約延長を発表した。延長は2026年シーズンから2年間の適用で、ブーン監督は2027年まで指揮をとることになる。
2017年オフ、ヤンキースの監督に就任したブーン監督。7年目の昨シーズンは就任後はじめてワールドシリーズに進出した。1勝4敗でドジャースに破れたものの、その手腕は高く評価された。
1901年にボルチモア・オリオールズとして創設されたヤンキースでは、これまで33人が監督を務めた。ブーン監督は2024年シーズン終了時点で歴代7位となる603勝を挙げている。また、ヤンキースの監督としてもっとも多くの勝ち星を挙げた監督は、1931年から16シーズンで指揮を取ったジョー・マッカーシー氏で1460勝である。
「もっともワールドシリーズ制覇に縁がない監督」
ブーン監督は就任1年目から5シーズン連続でプレーオフ進出を果たした。これはMLBの監督史上初の快挙だ。一方で、ワールドシリーズを制覇したことは一度もない。ワールドシリーズに駒を進めたのも昨年がはじめてのことだった。
米メディア『CBSスポーツ』によると、ブーン監督はこれまで1032試合を指揮しており、これはワールドシリーズ制覇を達成していないヤンキースの監督のなかではもっとも多い試合数だという。つまりヤンキース史上「もっともワールドシリーズ制覇に縁がない監督」ということになるのだ。
退場39回はヤンキース史上最多、メジャー記録はボビー・コックス
また、ブーン監督は退場が多い監督としても知られる。昨シーズン終了時点で39度の退場処分を受けており、これはヤンキースの監督としては史上最多。昨シーズンはこんなハプニングもあった。4月のアスレチックス戦にて、ベンチ付近に座っていたファンが球審にヤジを飛ばしたところ、ブーン監督が退場を宣告されてしまったのだ。これは、球審がファンのヤジを監督の抗議と〝勘違い〟したもので、ネットで大きな話題となった。
ちなみに、MLBの歴史で監督としてもっとも多く退場を受けたのはブレーブス、ブルージェイズで監督を務めたボビー・コックス氏。25シーズンの監督生活で通算162回の退場を受けている。
悲願のワールドシリーズ制覇へ戦力整う
ヤンキースが世界一の筆頭候補であることに変わりはない。このオフは、コディ・ベリンジャー、ポール・ゴールドシュミットなどのレギュラークラスを獲得した。左腕史上最高額となる2億1800万ドル(約331億円)で契約を交わしたマックス・フリードは左のエースとなる。ブルワーズからトレードで獲得したデビン・ウィリアムズは絶対的クローザーとして試合を締めくくるだろう。
史上最多27度の世界一を誇る名門・ヤンキース。ブーン監督が「世界一監督」になる日も近い。
【関連】2019年MVPのコディ・ベリンジャーがヤンキースへ移籍 来季はジャッジ→右翼、ベリンジャー→中堅が基本線