通算110勝カルロス・カラスコ、メジャー昇格へ コール、ギル、シュミット離脱のヤンキース救う

開幕ローテーション入りへ

 通算110勝の大ベテランにチャンス到来だ。ヤンキース・マイナー傘下のカルロス・カラスコにメジャー昇格&開幕ローテーション入りが浮上している。

 カラスコはメジャーで15シーズンを過ごし、5度の二桁勝利をマーク。2017年にはリーグ最多となる18勝をあげ、サイ・ヤング賞投票で4位となっている。

 スライダー、チェンジアップ、シンカーなど多彩な球種をコントロールよく投げ分け、通算BB%(全打席における与四球の割合)は6.6%と好成績を誇る。通算で110勝103敗2セーブ。

 ガーディアンズに在籍した昨シーズンは3勝10敗と低迷。シーズン終盤にDFAとなったのちにFA。このオフにヤンキースとマイナー契約を結んだ。

 38歳のシーズンを迎えるカラスコだが、オープン戦では好調をアピール。5試合に登板し防御率1.69、K%は23.4%、BB%は10.9をマークした。

先発陣にケガ人続出

 ヤンキースでは先発ローテーションにケガ人が続出している。エースのゲリット・コールはトミー・ジョン手術を受け今シーズンを全休する。昨シーズンの新人王であるルイス・ギルも右広背筋の損傷により開幕を故障者リストで迎える。

 また、クラーク・シュミットも肩の違和感でスロー調整中。MLB公式サイトのブライアン・ホック記者によると、シュミットは今後もキャンプ地で調整を続ける予定だといい、開幕に間に合わない可能性が高いとしている。

 こういったチーム事情やオープン戦での好投から、ヤンキースはカラスコをメジャー契約に切り替え、ロースターに登録する見込みだ。

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オプトアウトの可能性は低い

 実は、カラスコがこのオフに結んだマイナー契約には、シーズン開幕前にオプトアウト(契約破棄)できる条項が含まれている。取り決めでは3月22日(日本時間23日)がオプトアウトの期限として定められているため、この日までにカラスコのロースターに登録することになりそうだ。

 ヤンキースの開幕ローテーションは、マックス・フリードカルロス・ロドンマーカス・ストローマンの3人が確定。残る2枠には、カラスコと春季キャンプでアピールに成功したウィル・ウォーレンが組み込まれる予定だ。

 ベテランが名門の窮地を救ってくれるはずだ――。