ロイヤルズがマーク・カナをトレードで獲得 開幕直前に外野のデプス強化 通算138死球は現役2位

ブルワーズからロイヤルズへ

 3月21日(日本時間22日)、ブルワーズ・マイナー傘下のマーク・カナがロイヤルズにトレードで移籍することがわかった。米メディア『ニューヨーク・ポスト』のジョン・ヘイマン記者が報じた。交換要員は後日発表選手、または金銭となる。

 カナは2015年にアスレチックスでメジャーデビューして以降、10シーズンで通算1049試合に出場してきたベテラン選手。守備では外野の全ポジションと一塁を守る。昨シーズンはタイガースとジャイアンツに在籍。125試合に出場し、7本塁打、42打点、OPS.690をマークした。

 シーズン終了後にFAとなり、ブルワーズとマイナー契約を締結。ブルワーズは2023年後半に在籍しており、1年半ぶりの復帰だった。

ロイヤルズでメジャー契約のチャンス

 しかし、招待選手として参加しているオープン戦で23打数2安打と低迷。ブルワーズでは外野手のブレイク・パーキンスが右脚の故障により戦線を離脱しているものの、メジャーでのポジション確保には至っていなかった。

 現在マイナー契約のカナは、シーズン開幕前にオプトアウト(契約破棄)できる権利を保有している。これは「XX(B)条項」と呼ばれ、メジャーでの実働年数が6年を超え、なおかつ前シーズンを40人枠で終了した選手がマイナー契約を結ぶ際に盛り込まれるものだ。

 この条項は3月22日(同23日)が期限として定められている。ブルワーズがこの期日に先立ってカナを放出したということは、カナをメジャーでの戦力として計算できなかったことを意味する。

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外野のバックアップ

 カナを獲得するロイヤルズはデプス(選手層)に課題をもってシーズンを迎える。一塁にはビニー・パスカンティーノがいるため、カナは外野のバックアップとして考えられる。

 ロイヤルズでは右翼のハンター・レンフロー、左翼のMJ・メレンデスを支える〝第4の外野手〟としての役割が求められそうだ。

 なお、カナは通算で138死球を記録しており、現役選手ではメッツのスターリング・マルテ(157死球)に次ぐ2位。2021年の27死球、2022年の28死球は2シーズン連続でリーグトップだった。