ナショナルズ、開幕投手・ゴアが91年ぶり快挙も打線が沈黙 新人王候補は開幕スタメンで三盗決める

3月27日(日本時間28日)@ナショナル・パーク

フィリーズ7-3ナショナルズ(試合終了)

ゴアが近代メジャー2人目の快挙

 ナショナルズの開幕投手、マッケンジー・ゴアが圧巻の投球を披露した。フィリーズの強力打線に対し6回を投げ無失点。13個の三振を奪った一方で、許したヒットはわずかに1本だった。

 前身のエクスポズ時代を含め、開幕戦での13奪三振は球団史上最多記録。また、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、開幕戦で二桁奪三振をマークし、なおかつ被安打を1本以下におさえた投手は、1934年のロン・ワーネギー以来メジャー2人目。実に91年ぶりの快挙だった。

 5回ウラにはキーバート・ルイーズがソロホームランを放ち1点を先制。しつこくファールで粘り、相手投手の12球目を見事に捉えた。

リリーフ陣に誤算

 このままゴアの快挙に花を添えたいところだが、なかなか追加点を奪えず、試合は後半戦に突入。課題である貧打が早くも露呈した。7回にはナショナルズの2番手、ルーカス・シムズブライス・ハーパーに同点となるソロホームランを被弾。ゴアの初勝利はお預けとなった。

 8回ウラに同点に追いつき、試合は延長戦に。ところが、またも救援投手に誤算が生じた。10回オモテ、5番手のコリン・ポシェが二死三塁・一塁の場面をつくると、アレク・ボームに初球を打たれ2点の勝ち越しを許す。6番手のエドゥアルド・サラザーも四球でランナーをため失点するなど、ブルペン陣に不安を残す結果となった。

 ナショナルズは延長戦での失点を取り返せずに敗戦。ポシェに1敗目が記録された。

新人王候補クルーズが開幕スタメン

 ナショナルズのディラン・クルーズが開幕スタメンを勝ち取った。2023年のドラフトで全体2位を受けたチームの若手外野手で、昨シーズンの8月末にメジャー初昇格を果たした。

 開幕ロースターを掴んだ今シーズンは、チームでは2012年のハーパー以来となる新人王を狙う。

 この試合、クルーズは「8番・右翼」で先発。8回ウラには、先頭打者として四球で出塁。三盗を決めチャンスを拡大し、一時同点となるビッグイニングの足がかりとなった。