ヤンキース、デビン・ウィリアムズがクローザー「剥奪」へ フォーシームの被打率は「.462」、代役はウィーバー

新・守護神に試練つづく

 ヤンキースが大きな決断を下した。4月27日(日本時間28日)、ヤンキースのアーロン・ブーン監督はデビン・ウィリアムズをクローザーから配置転換する意向を明かした。地元TV局「YESネットワーク」のジャック・カリー記者が自身のXで伝えている。

 ウィリアムズは昨オフにブルワーズからトレードで加入したリリーバー。独特の軌道で落ちるチェンジアップは「エアベンダー」と呼ばれ、昨シーズンは48.8%の空振り率を記録。ウィリアムズはこのエアベンダーとフォーシームの2球種のみで打者を制圧し、2023年には36セーブを記録。2度の最優秀救援投手賞にも輝いている。

 ヤンキースではクローザーのクレイ・ホームズが昨オフに退団。新たな守護神としてFAまで残り1年となったウィリアムズを獲得した。しかし、開幕から1ヶ月が経とうとしているなか、ウィリアムズは低迷を極めている。ブルワーズとの開幕戦では3点リードの9回に移籍後初登板。1セーブ目をあげるも2本のヒットを浴びるなど不安定な投球内容だった。

 その後も精彩を欠き続けた。4月9日(同10日)のタイガース戦では3点を失いイニング途中で降板。19日(同20日)のレイズ戦では4点リードで登板するもまさかの4失点で同点に追いつかれた。25日(同26日)のブルージェイズ戦でも3失点。チームは逆転負けを喫した。

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防御率は11.25まで悪化……

 ここまで10試合に登板し防御率は11.25で、1四球あたりの奪三振数を示す「K/BB」は1.14。つまり、与四球が多く奪三振が少ない状態となっている(与四球割合は15.9%)。また、フォーシームの平均球速は150.8キロで、昨シーズンから1キロ以上も減速。その結果、今シーズンのフォーシームは被打率.462と打ち込まれている。

 ブーン監督によると、ウィリアムズの代わりにルーク・ウィーバーがクローザーを任される可能性が高いという。ウィーバーはウィリアムズが「父親リスト」に登録された今月上旬にもクローザーを務め、すでの2セーブをマークしている。昨シーズンはチーム2位の62試合に登板し、リリーフとしてはチームトップのbWAR1.9をマークした。今シーズンは開幕から13イニング連続無失点をキープするなど安定している。