- 2025/09/22 16:52
初の守備機会でまさかの……
慣れない守備がアクシデントを招いた。5月4日(日本時間5日)、メッツのジェシー・ウィンカーがカージナルスとのダブルヘッダー第1戦に「5番・左翼」で出場した。ウィンカーは開幕から指名打者で起用されており、守備に就いたのはシーズン2度目。前回は4月15日(同16日)のツインズ戦で、7回から左翼を守り守備機会はなかった。
この日の3回ウラ、ウィンカーにとってはじめての守備機会が訪れた。一死満塁からノーラン・ゴーマンが放ったレフトフライを捕球し、渾身のバックホーム。三塁ランナーの生還を許したものの、飛び出した二塁ランナーがアウトとなりイニングが終了した。しかし、4回ウラの守備イニングでは二塁で出場していたジェフ・マクニールが左翼の守備に就き、ウィンカーはベンチに退いた。
MLB公式サイトのアンソニー・ディコモ記者によると、ウィンカーはバックホームの際に右内腹斜筋を痛めたという。ダブルヘッダー第2戦では試合に姿を見せず、ブランドン・ニモが「5番・左翼」で出場した。
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故障者リスト入りで戦線離脱も
メッツは5日(同6日)からアリゾナでダイヤモンドバックスとのシリーズを控えるが、ウィンカーはニューヨークに戻り精密検査を受ける模様。同記者によると、ウィンカーは故障者リストに登録される可能性もあるという。
メッツは指名打者に関して、開幕からプラトーン・システム(右打ちと左打ちのバッターを使い分ける作戦)を採用。左打ちのウィンカーは対右投手の試合で起用され、左投手が先発する試合ではスターリング・マルテ(右打ち)が起用されてきた。
シングルトンが昇格の可能性
ウィンカーはここまで24試合に出場しOPS.739をマーク。wRC+103と平均以上の打撃でチームの快進撃に貢献してきた。2017年にレッズでメジャーデビューをした当時は外野の全ポジションを守った。指名打者での起用が増えたのは2020年から。新型コロナウイルスの特例措置としてナ・リーグにも指名打者制が採用され、左翼には守備力に定評のある秋山翔吾(現広島カープ)が起用された。昨シーズン終了まで、通算95本塁打、OPS.804をマーク。特に12.8%の四球割合が示すように、優れた選球眼が評価される。
ウィンカーが離脱した場合、マルテが指名打者で起用される機会が増えると思われる。また、4月上旬にマイナー契約を結んだジョン・シングルトンをメジャーに昇格させる手段もあるだろう。シングルトンは昨シーズン、アストロズで13本塁打を放っている。
シーズン初の守備機会でアクシデントに見舞われたウィンカー。見せ場となるはずが一転、心残りな結果となってしまった。