エンジェルスのテイラー・ウォードが球団新の「10試合連続長打」 シーズン240安打のレジェンド超える

10試合連続で長打を記録

 頼もしい男が球団記録を更新した。5月24日(日本時間25日)、エンジェルスのテイラー・ウォードがマーリンズ戦に「4番・左翼」で出場。試合には敗れたものの、9回にはマーリンズのジャンソン・ジュンクが投じた高めのフォーシームを振り抜き、レフトへのエンタイトルツーベースを放った。これにより、ウォードは球団新記録となる「10試合連続長打」をマークした。

 5月14日(同15日)のパドレス戦でソロホームランを放って以降、ウォードは毎試合で長打を打ち続けた。長打とは、シングルヒットを除く、二塁打、三塁打、本塁打のこと。19日(同20日)からおこなわれたアスレチックスとのカードでは4試合で9安打を記録。全安打のうち6本が長打で、22日(同23日)にはグラント・ホルマンから逆転満塁ホームランを放っている。

 前日のマーリンズ戦ではサンディ・アルカンタラから第15号先制ソロを放ち、「9試合連続長打」を達成。1998年にダリン・アースタッドが記録した球団記録に並んだ。アースタッドは1995年に全米1位指名を受けエンジェルスに入団。2000年には、球団記録かつメジャー史上歴代13位タイとなるシーズン240安打を放ちシルバースラッガー賞を受賞した。2002年には球団史上初の世界一に貢献するなど、エンジェルスの歴史に名を残すレジェンドだ。2023年のオフにフィル・ネビン監督が解任された際には、新監督候補のひとりとしてメディアに報じられた。

 なお、長打におけるメジャー最長記録は、1927年のポール・ウェイナー(当時パイレーツ)と2006年のチッパー・ジョーンズ(当時ブレーブス)が記録した「14試合」である。

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直近7試合でOPS1.509

 昨シーズンは主に4番として起用され、チーム最多となる144安打、25本塁打をマークしたウォード。今シーズンはザック・ネトが故障で出遅れたため、開幕から1番で出場した。4月後半にネトが復帰し4番の定位置に戻った途端、26打数連続ノーヒットも不調に陥った。しかしそこから徐々に調子を取り戻し、今では完全復活を遂げている。直近7試合の成績は28打数12安打4本塁打、OPS1.509と手がつけられない。

 エンジェルスは現在、ア・リーグ西地区3位。4月の後半から7連敗を喫するも、5月16日(同17日)からおこなわれたドジャースとの「フリーウェイ・シリーズ」では3連勝。勢いそのままにアスレチックスとのカードも全勝し、2014年以来となる8連勝を記録した。快進撃の立役者は、間違いなくウォードなのだ。