ロイヤルズのジャック・キャグリオーン、起用は右翼が有力 外野手の合計WARは「-0.9」でメジャーワースト

 6月1日(日本時間2日)、ロイヤルズのジャック・キャグリオーンがメジャーに初昇格することがわかった。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じた。カグリオンは昨年のドラフトで1巡目(全体6位)指名を受けたトッププロスペクトで、左のスラッガー候補。ドラフト指名から1年経たずしてのスピード昇格となる。

 キャグリオーンはフロリダ大学で投打の二刀流として活躍。同大学では3年間プレーし、通算75本塁打を記録。投手としては100マイル(約161キロ)を超える速球を武器に34勝をあげた。そのプレースタイルから、大谷翔平(ドジャース)になぞらえ〝大谷翔平2世〟〝ジャックタニ〟と呼ばれた。

 昨年のドラフトでは全体1位候補としてピックアップされたが、最終的にロイヤルズが指名した。プロ入り後は野手に専念し、今シーズンは開幕からAA級でプレー。38試合で9本塁打、wRC+156という圧倒的な成績を残し、先月下旬にAAA級に昇格したばかりだった。

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 現在、ア・リーグ中地区4位に沈むロイヤルズ。安定した投手陣とは対照的に、得点力不足が顕著だ。チームOSPは.659でリーグ13位、総本塁打数はリーグワーストの34本。その結果、1試合あたりの平均得点数は「3.23」でリーグ最下位となっている。

 マイナーでは主に一塁と右翼を守ってきたキャグリオーンだが、メジャーでは右翼で起用される可能性が高い。ロイヤルズは開幕から外野手を固定できず、開幕戦に左翼で出場したM・J・メレンデスは4月にマイナーに降格し、右翼で出場したハンター・レンフローはすでにリリースされた。ポジション別の打撃成績を見ると、ロイヤルズの外野手はwRC+69でリーグ最下位。外野手の合計bWARも「-0.9」でリーグ最下位だ。

 キャグリオーンはチームの救世主になれるのか――