ホワイトソックス、カイル・ティールがメジャー初昇格へ 春季キャンプで佐々木朗希から一発を放った若手捕手

 6月5日(日本時間6日)、ホワイトソックスのカイルティールがメジャーに初昇格することがわかった。マサチューセッツ州ボストンの地元メディア「マスライブ」のクリス・コティーロ記者が報じた。

 ティールは打撃力に定評のある捕手で、広角に打ち分けながらアベレージを残す。パンチ力も秘めており、今年の春季キャンプでは佐々木朗希(ドジャース)と実戦形式で対戦し特大弾を放った。今シーズンは開幕からAAA級で50試合に出場。8本塁打、30打点、OPS.886をマークし、その実力を証明している。

 昨シーズンまでレッドソックスのマイナーチームに所属し、クリスチャン・キャンベルロマン・アンソニーに匹敵する評価を得ていたティール。ホワイトソックスへの移籍が決まったのは昨年末のことだ。レッドソックスはギャレット・クローシェを獲得するために、トレードの対価としてティールを含む有望株4名を放出した。

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 ホワイトソックスが獲得した4名のプロスペクトのうち、いち早くメジャーに昇格したのはチェイス・マイドロスだった。4月上旬にメジャーデビューを果たし、現在では遊撃のレギュラーとして起用されている。

 ホワイトソックスでは現在、コリー・リーエドガー・クエロが捕手で併用されている。正捕手のリーは強肩を武器とし、昨シーズンの平均ポップタイム(二塁への送球にかかる時間)はメジャートップクラスの1.85秒を誇った。しかし、4月上旬の試合で右足首をねんざ。チームを離脱している間に、若手捕手のクエロが台頭しレギュラーを掴んだ。両者とも絶対的なレギュラーとは言えず、ティールが捕手として出場機会を得ることも可能だ。

 また、「MLB.com」がおこなったインタビューでティールは、一塁の守備練習にも取り組んでいることを明かしている。現時点で具体的な起用法は明らかになっていないが、一塁、あるいは指名打者での起用も想定されるだろう。

 チームの再建をすすめるホワイトソックス。ティールは新たな希望となれるか――