タイガース、ジャクソン・ジョーブが右ヒジ手術で今季終了 ドラフトから4年、上位指名を受けた5名の現在地

 6月11日(日本時間12日)、タイガースのジャクソン・ジョーブが右ヒジのトミー・ジョン手術を受けることが発表された。ジョーブは5月28日(同29日)のジャイアンツ戦に先発した直後に右ヒジを痛めて故障者リストに登録されていた。トミー・ジョン手術を受けた場合、一般的に1年半ほどの時間がかかる。そのため、ジョーブは来季中の復帰を目指すことになる。

 ジョーブは2021年のドラフトでタイガースから1巡目(全体3位)指名を受けたプロスペクト。昨季の終盤戦にメジャーデビューを果たし、今季は開幕ローテーションに抜てきされた。4月のツインズ戦でメジャー初勝利をあげるなど、ここまで4勝をマーク。さらなる飛躍が期待されるなかで、失意の離脱となった。

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 同年のドラフトで上位指名を受けた選手たちは現在、メジャーの舞台で存在感を示している。この年、栄えある全体1位指名を受けたのはパイレーツのヘンリー・デービス。〝強打の捕手〟として昨季は開幕スタメンを掴み取ったが、OPS.454と精彩を欠き37試合の出場に終わった。今季は開幕ロースターこそ逃したが、ジョーイ・バートエンディ・ロドリゲスら捕手陣にケガが相次ぎ出番が急増。平均74.5マイル(120キロ)のバットスピードを誇り、バレル率は昨季を上回る9.5%を記録。期待打率.262、期待長打率.462と伸びしろじゅうぶんで、今後の飛躍が期待される。

 同年の全体2位は、レンジャーズのジャック・ライター。ローテーションにケガ人が続出し、開幕からローテーションに定着している今季はここまで4勝をマーク。5月18日(同19日)のアストロズ戦では7回途中までノーヒットピッチを継続するなど、大器の片鱗を見せつけている。クマー・ロッカーとともに、レンジャーズの未来を担う投手だ。

 全体3位のジョーブにつづき、レッドソックスがマルセロ・マイヤーを4位で指名。マイヤーはクリスチャン・キャンベルロマン・アンソニーとともに〝ビッグ3〟と称される内野手だ。右脚を痛めたアレックス・ブレグマンに代わり、5月24日(同25日)のオリオールズ戦でメジャーデビュー。以降、ブレグマンに代わり三塁で積極起用されており、6月6日(同7日)のヤンキース戦ではメジャー初本塁打をマークした。

 同年のドラフト1巡目でもっとも早くメジャーで結果を残したのが、5位でオリオールズから指名を受けたコルトン・カウザーだ。2023年にデビューし、昨季は左翼のレギュラーとして153試合に出場。24本塁打、OPS.768、wRC+120を記録するなど高い適応力を示し、新人王投票でファイナリストに残った。今季は開幕直後に左手親指を骨折するなど出鼻をくじかれたが、今月から復帰。ア・リーグ東地区最下位に低迷するオリオールズにとって、カウザーは巻き返しのキーマンとなるはずだ。

 才能あふれるプロスペクトたちが、それぞれの道を歩んでいるのだ。