アストロズ、トレードの狙い目は「左の強打者」 ライアン・マクマホン、ヘスス・サンチェスが候補に浮上

 ターゲットは「左の強打者」だ。6月22日(日本時間23日)、アストロズのダナ・ブラウン・GMが球団公式ラジオ番組「アストロズ・レディオ」に出演。トレードによる補強について「左打者をチームに加えたい」という意向を明かした。

 アストロズの基本的なラインナップには右打者がズラリと並んでいる。左のスラッガーであるヨーダン・アルバレスは5月上旬から右手の炎症により離脱中。つい先日には右手の中手骨(ちゅうしゅこつ)に軽度の骨折が判明し、復帰が先送りになった。第二捕手のビクター・カラティニと控えのクーパー・ハメルはスイッチヒッターだが、得点力の向上を目指すならレギュラークラスの左打者が必要だろう。

 そんななか、米スポーツメディア「クラッチ・ポインツ」は、アストロズがトレードで獲得を狙う選手としてライアン・マクマホン(ロッキーズ)とヘスス・サンチェス(マーリンズ)の2名をピックアップした。

 マクマホンはロッキーズに所属する左の強打者。メインポジションは三塁だが、通算244試合で二塁を守った経験がある。アストロズは開幕からブレンダン・ロジャースマウリシオ・デュボンを二塁で起用してきたが、ロジャースはOPS.544、wRC+56、デュポンはOPS.718、wRC+86と平均を下回る。マクマホンが二塁手としてラインナップに加われば、打線のバランスがとれ、大幅な攻撃力アップが期待できる。

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 サンチェスは左の外野手で、平均以上の打撃力と外野全ポジションを守れる器用さが魅力だ。今シーズンは左わき腹を痛めて開幕を故障者リストで迎えたが、4月中旬に復帰して以降は安定した成績を残す。5月19日(同20日)のカブス戦では「先頭打者本塁打とサヨナラタイムリー」をひとりで達成する離れ業をやってのけた。

 アストロズの外野は、左翼にホセ・アルトゥーベ、中堅にジェイク・マイヤーズ、右翼にキャム・スミスという布陣になっている。サンチェスが加われば、打線のレパートリーが大幅に向上するはずだ。また、サンチェスは調停権1年目であるため、年俸を抑えつつ2027年まで保有することができる。

 現在、ア・リーグ西地区で首位のアストロズ。2位のマリナーズとは5ゲーム差をつけており、5年連続の地区優勝への機運が高まっている。7月末のトレード期限までにどんな動きをみせるのか、要注目だ。