またしても、勝てなかった。6月29日(日本時間30日)、ジャイアンツのジャスティン・バーランダーがホワイトソックス戦に先発し、6回1失点で降板した。
バーランダーが降板した時点で、ジャイアンツは1点をリードしていた。しかし7回、2番手のエリック・ミラーが二死二・三塁のピンチを招くと、3番手のライアン・ウォーカーがカイル・ティールに逆転タイムリーを浴びた。
結局、ジャイアンツは2対5で敗戦。バーランダーの力投は報われなかった。
今季、バーランダーは13試合中10試合で5イニングを投げきり、そのうち8試合を3失点以下に抑えている。先発投手としての役割をこなしているが、ここまでいまだ0勝となっている。13試合連続で無勝利は、ジャイアンツの先発投手としては球団史上最長である。
最大のネックは「援護の少なさ」だ。「RS/9」は、その投手の9イニングあたりの援護点を示す指標だ。データサイト「ファングラフス」によると、12試合を終えた時点でのバーランダーの同指標は「3.50」。ジャイアンツの投手陣ではもっとも低い数値で、ナ・リーグ全体でもワースト10位にランクインしている。
バーランダーは3度のサイ・ヤング賞を獲得したベテラン右腕。3度の最多勝利、4度の最多奪三振をマークし、タイガースでプレーした2011年には投手三冠でア・リーグMVPを受賞した。通算の勝利数(262)、奪三振数(3471)、イニング数(3481.1)は、現役選手で堂々の1位だ。
通算262勝とし、昨オフに1年契約でジャイアンツに移籍。メジャー史上25人目の300勝まで残り「38勝」としているが、足踏みがつづいている。ここまで13試合に先発し0勝5敗、防御率4.26。
今年のジャイアンツは攻撃力に陰りが見える。チーム打率.230はリーグ14位、チームOPS.684はリーグ13位で、1試合あたりの平均得点数は4.18だ。得点力の強化を目指し、6月15日(同16日)にはレッドソックスからラファエル・デバースをトレードで獲得した。
来月4日(同5日)には43歳となるバーランダー。奮闘するベテラン投手が報われる日は来るのだろうか。