ジェームズ・ウッドが「1試合4敬遠」 「120敬遠」記録した2004年のボンズ以来史上6人目【成績詳細】

 強打者の証だ。6月29日(日本時間30日)、ナショナルズのジェームズ・ウッドがエンジェルス戦に「2番・左翼」で出場し、4敬遠を受けた。

 エンジェルスのジャック・コハノウィッツに対し、第一打席はシングルヒットをマーク。4回の第二打席は二塁ゴロに倒れた。これ以降、ウッドは徹底的に勝負を避けられた。

 5回の第三打席は、一死二・三塁の場面でひとつめの申告敬遠。同点の7回で迎えた第四打席は、二死二塁の場面でふたつめの申告敬遠を受けた。9回の第五打席も、二死三塁でまたも申告敬遠。3点をリードした11回には、一死三塁で、4度目の申告敬遠を受けた。

 ウッドはメジャー2年目を迎える外野手だ。開幕からここまで左翼のレギュラーとして起用され22本塁打、64打点、OPS.938と圧倒的な成績を残している。6月19日(同20日)のロッキーズ戦ではチームの連敗を止めるサヨナラホームランを放った。

 『MLB.com』のサラ・ラングス記者によると、1試合に4つの申告敬遠を受けたのは、ウッドが史上6人目だと紹介している。ウッド以前に「1試合4申告敬遠」を記録したのは、2004年のバリー・ボンズ(当時ジャイアンツ)だ。ボンズは同年だけで、実に4度の「1試合4故意四球」を記録している。

 同年のボンズは45本塁打を放ち、左打者としてシーズン最高記録となるOPS1.422を記録。シーズンにおける四球数(232)、故意四球数(120)でメジャー新記録を樹立し、出塁率(.609)も新記録だった。結果的に、ボンズは4年連続7度目のMVPに輝いた。

 また、1試合における故意四球の最多記録は、1990年5月22日(同23日)のレッズ戦でアンドレ・ドーソン(当時カブス)が記録した「1試合5故意四球」。ドーソンはエクスポズ(現ナショナルズ)やカブスで活躍した外野手で、1987年には49本塁打を放ちMVPを受賞した。1990年には、当時メジャー史上3人目の「300本塁打+300盗塁」をクリア。2010年に米野球殿堂入りを果たした。

 故意四球は、強打者のみに許される苦肉の策。ウッドはメジャー2年目にして、ボンズ、ドーソンらの領域に踏み入ったというわけだ。

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。