メッツ、トレードの獲得候補にアスレチックスのシェイ・ランゲリアーズが浮上 昨シーズン29本塁打【成績詳細】

 7月1日(日本時間2日)、米メディア「スポーツ・イラストレイテッド」のジェイク・ブラウン記者がメッツのトレード戦略に関する記事を公開した。同記者は、メッツがトレード・デッドラインで捕手の補強に動くと予想。ターゲットにアスレチックスのシェイ・ランゲリアーズの名をあげている。

 メッツの正捕手といえば、フランシスコ・アルバレスだ。アルバレスは強打の捕手として過去2シーズンで合計34本塁打を放ったが、今シーズンは苦戦している。春季キャンプで左手有鉤骨を骨折し、4月末の復帰後は3本塁打、OPS.652と持ち前の長打力が影を潜める。また、以前から課題であった守備でも成長が見られなかった。297.1イニングでマスクを被り、4つのパスボールを記録。DRSも0となっている。

試合安打本塁打打点
3529311
盗塁OPSwRC+bWAR
0.652910.7
フランシスコ・アルバレスの今季成績
(7月1日現在)

 こういった事情から、6月22日(同23日)にマイナーへの降格が決まったアルバレス。メッツはアルバレスに代わり、ルイス・トーレンズヘイデン・センガーの2名を捕手として起用している。ベテランのトーレンズは守備に定評があるが、打撃ではOPS.636といまひとつ。センガーはメジャー1年目ということもあり、アルバレス級の活躍を期待するのは酷だ。その結果、ポジション別の打撃成績でメッツの捕手陣は打率(.219)でリーグ13位、OPS(.611)でリーグ12位と、苦しい状況となっている。

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 ランゲリアーズはアスレチックスの正捕手。長打力があり、昨シーズンはチーム2位の29本塁打を放った。左わき腹を痛め6月を棒に振ったが、ここまで58試合に出場し12本塁打、OPS.763、wRC+101と打力を発揮している。プレースタイルはアルバレスと似ているが、苦しい捕手事情を抱えるメッツにとって、ランゲリアーズはじゅうぶんにフィットする選手だろう。また、2028年まで保有可能な点も魅力的だ。

試合安打本塁打打点
57521231
盗塁OPSwRC+bWAR
4.7631010.6
シェイ・ランゲリアーズの今季成績
(7月1日現在)

 現在、地区最下位に沈むアスレチックス。今年のトレード・デッドラインでは「売り手」になることが予想される。また、チームではランゲリアーズを含めて4人の捕手がロースターに入っている。特に、6月にレッズから移籍したオースティン・ウィンズはOSP.851と好調だ。また、2022年のドラフトで1巡目指名を受けたダニエル・スーザックもマイナーで腕を磨いている。こういった戦力事情から、ランゲリアーズのトレード放出は現実的なプランだと言える。

 フアン・ソトを獲得したことでオフシーズンの勝者となったメッツ。トレード市場でも補強の手を緩めないはずだ。