【強打者の証】アーロン・ジャッジが「申告敬遠」のチーム記録を更新 メジャー記録はバリー・ボンズ

アーロン・ジャッジが今季24度目の申告敬遠

 7月9日(日本時間10日)、ヤンキースのアーロン・ジャッジがマリナーズ戦に「2番・右翼」で出場。3点リードで迎えた2回の第二打席では、二死二塁のチャンスで相手投手が申告敬遠を選択。勝負を避けられる格好となった。

 「申告敬遠」とは、守備側のチームが故意四球を申告することにより、投球をしなくても打者を歩かせることができるもの。6月にはナショナルズのジェームズ・ウッドが、史上6人目となる「1試合4申告敬遠」を記録し話題となった。

 ジャッジが申告敬遠を受けるのは、シーズンで24度目。「MLB.com」のサラ・ラングス記者によると、これまでのヤンキースではミッキー・マントルが1957年に記録した「23度」がシーズン最高記録だった。ジャッジはシーズン中盤にしてマントルの球団記録を更新したことになる。

メジャー記録はバリー・ボンズ

 開幕から驚異的なパフォーマンスを継続するジャッジ。今季はここまで92試合に出場し34本塁打、OPS1.205をマークしている。強打者は必然的に四球が増えるもので、出塁率.467はメジャーで断トツのトップ。4月25日(同26日)のブルージェイズ戦では、1934年にルー・ゲーリック以来となる「開幕から26試合で60出塁」を達成した。

 なお、メジャーにおける故意四球のシーズン記録は、2004年のバリー・ボンズ(当時ジャイアンツ)がマークした「120個」。このシーズンのボンズはまともに勝負をしてもらえないレベルに達しており、四球数(232)、出塁率(.609)でメジャー新記録を樹立。左打者としてメジャー記録となるOPS1.422をマークし、通算7度目のMVPに輝いた。

 勝負を避けられるのも強打者の証。メジャー最強打者のジャッジに、バッテリーは戦々恐々なのだ。

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。