ドジャース、トレードの獲得候補にアドリス・ガルシアが浮上 不振のコンフォートに代わる外野手【成績詳細】

 7月16日(日本時間17日)、米スポーツ専門サイト「ヤードバーカー」のジェイコブ・マウンツ記者が「レンジャーズのアドリス・ガルシアを狙う3チーム」と題した記事を公開。トレードが取り沙汰されているガルシアについて、ドジャースが獲得に動くとの見通しを立てた。

 ガルシアは好守に秀でたスキルを備える右打ちの外野手。2023年には4番打者として39本塁打、107打点、OPS.836の好成績を残し、レンジャーズを球団史上初の世界一に導いた。

 打撃だけでなく、一級品の外野守備でも知られる。メインポジションは右翼で、2023年にはDRS7をマークし初のゴールドグラブ賞を受賞。今シーズンは前半戦だけでDRS14を叩き出しており、これは右翼手ではメジャートップの数字だ。

試合打席本塁打打点
923731356
盗塁打率OPSrWAR
9.234.6822.2
アドリス・ガルシアの今季成績
(前半戦終了時点)

 この提案の背景には、マイケル・コンフォートの存在がある。コンフォートは昨オフにジャイアンツからFAで加入した外野手。2019年にはメッツで33本塁打、OPS.857を記録した強打者だ。ドジャースでは左翼のレギュラーとして期待されたが、ここまで83試合に出場し8本塁打、23打点、OPS.620と低迷。rWARは「-0.6」とマイナス評価となっている。前半戦のラスト7試合ではOPS.864と立て直したが、ワールドシリーズ連覇に向けて、左翼が補強ポイントのひとつであることは間違いない。

 ドジャースは選手層が厚く、対価を伴うトレード補強ではなく既存のメンバーで問題を解決することも可能だ。同記者は一例として、キム・ヘソンを二塁で起用し、トミー・エドマンを中堅に、アンディ・パヘスを左翼にコンバートするプランをあげている。ただし、打撃・守備での底上げを考えるならガルシアがベターであり、なおかつワールドシリーズ制覇の経験もチームに良い影響をもたらすと考えられる。

 レンジャーズは2024年開幕前に、調停期間の1年目と2年目を買い取るかたちでガルシアと2年1400万ドル(約21億円)の契約を結んでいる。今シーズンが契約2年目で、年俸は1050万ドル(約15億6000万円)だ。レンジャーズは現在、ア・リーグ西地区3位、ワイルドカード争いで全体5位と絶妙な立ち位置。トレード市場ではどのような動きを見せるかはさておき、実力とコストの両面で、ガルシアが他球団の興味を惹きつけていることは確かだ。

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 同記者はドジャースのほかに、フィリーズとメッツもガルシアの移籍先候補にあげている。レンジャーズを世界一に導いた功労者に、熱視線が注がれているのだ。