マイク・トラウト、史上初の「同一球場で200本塁打+100盗塁」 バリー・ボンズが未達成のワケとは

 まさにアナハイムのスーパースターだ。8月6日(日本時間7日)、エンジェルスのマイク・トラウトが「3番・指名打者」でレイズ戦に出場。チームは敗れたものの、3点ビハインドの3回にはシェーン・バズから第20号同点3ランを放った。

 トラウトはこの日、メジャー史上初の珍記録を達成した。それは「同一球場での200本塁打+100盗塁」だ。トラウトはデビューからエンジェルスひとすじでプレーし、本拠地のエンジェル・スタジアムでは計796試合に出場している。この日のホームランでトラウトは、同球場で通算200本塁打に到達。同球場での通算100盗塁はすでにクリアしている。

 パワーとスピードを兼ね備えたスターと言えばバリー・ボンズが思い浮かぶ。ボンズはジャイアンツに15年間在籍し、586本塁打と263盗塁を記録した。しかし、ボンズは「同一球場での200本塁打+100盗塁」を達成できなかった。

 その理由は「本拠地の移転」だ。ボンズがジャイアンツに移籍してから7年目の1999年に、本拠地がキャンドルスティック・パークからオラクル・パークに移転したのだ。そのため球場別成績では、キャンドルスティック・パークで140本塁打と114盗塁、オラクル・パークで160本塁打、33盗塁と別々にカウントされている。

 トラウトはデビューから異次元のパフォーマンスを発揮しつづける強打者で、2019年の開幕前には12年4億2650万ドルで契約を延長。この年、トラウトは史上最年少で「200-200」に到達し、3度目のMVPに輝いていた。

 近年は度重なるケガに見舞われるトラウト。今シーズンは守備による身体的負担を考慮し右翼にコンバートされ、5月に左ヒザを痛めて以降は指名打者での起用がつづいている。ここまで87試合に20本塁打、OPS.835の成績を残している。

 残り2本塁打で、メジャー史上59人目の通算400本塁打に到達するトラウト。節目の大記録も、ぜひエンジェル・スタジアムで達成してもらいたいものだ。

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。