ナ・リーグ首位打者争いが激化 フリーマン、ターナー、ペルドモが有力、「打率2割台」の首位打者となれば史上初

 ナ・リーグの首位打者争いがおもしろくなってきた。8月27日(日本時間28日)の時点で、暫定首位打者は打率.302をマークしているドジャースのフレディ・フリーマンだ。

 2位にトレイ・ターナー(フィリーズ)とサル・フリーリック(ブルワーズ)が打率.297で並んでいる。4位に打率.295のウィル・スミス(ドジャース)、5位に打率.293のヘラルド・ペルドモ(ダイヤモンドバックス)が僅差でつづいている。

ナ・リーグ打率ランキング
所属打率
1フレディ・フリーマンLAD.302
2トレイ・ターナーPHI.297
2サル・フリーリックMIL.297
4ウィル・スミスLAD.295
5ヘラルド・ペルドモARI.293
6ニコ・ホーナーCHC.290

 フリーマンはドジャースの中心的役割を担うベテランで、昨シーズンのワールドシリーズで放った逆転サヨナラ満塁ホームランも記憶に新しい。ハイアベレージヒッターであり、現役選手では最多となる通算2403安打を放っている。

 確かな実力を誇るフリーマンだが、意外にも打撃タイトルを獲得したことは一度もない。新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなった2020年は打率.341の好成績を残したが、打率.351をマークしたフアン・ソトに首位打者のタイトルを譲った。自身初の打撃タイトルを獲得し、華々しいキャリアに箔をつけたいところだ。

 ここ最近の勢いを考えると、ターナーとペルドモがフリーマンの最大のライバルとなりそうだ。ターナーは2021年に首位打者を獲得しており、今シーズンも安打を量産している。リーグトップの112安打で前半戦を折り返し、8月も36安打、月間打率.330と勢いが衰えない。

 ペルドモはダイヤモンドバックスでブレイクイヤーを過ごす両打ちの遊撃手だ。攻守の両方を高いレベルでこなし、フロントは昨オフに4年4500万ドルで契約を延長した。三振の少なさが特徴で、今シーズンの三振割合は11.2%と優秀だ。コンタクトと選球眼を兼ね備え、特に8月は打率.366、出塁率.478をマークするなど好調を維持している。

 昨シーズンはパドレスのルイス・アライズが打率.314で3年連続首位打者に輝いた。今シーズンは打率.284でリーグ14位にランクインしており、トニー・グウィン(元パドレス)以来の「4年連続首位打者」に黄色信号が灯っている。

 なお、今シーズンはメジャー史上初となる「打率2割台の首位打者」が誕生する可能性がある。メジャーの歴史において、首位打者の最低打率は1968年のカール・ヤストレムスキー(当時レッドソックス)の.301だ。

 残り1ヶ月となったレギュラーシーズン。接戦の首位打者争いに要注目だ。