ロッキーズ、地区制導入以降ではナ・リーグワーストの「112敗」 チーム防御率は「6.04」でメジャー最下位

 歴史的低迷だ。9月18日(日本時間19日)、マーリンズ対ロッキーズの試合がクアーズ・フィールドでおこなわれた。ロッキーズは2回ウラにタイラー・フリーマンのタイムリーで逆転するも、先発のタナー・ゴードンが6回4失点、2番手のアンソニー・モリーナが2回2失点と精彩を欠き、9対7で惜敗した。

 ロッキーズはこの日の敗戦でシーズン112敗に到達。メジャーリーグに地区制が導入された1969年以降では、2004年のダイヤモンドバックスが記録した「111敗」を上回り、ナ・リーグ史上最多敗戦数となった。

 開幕から悪夢のシーズンを過ごすロッキーズ。開幕直後にナ・リーグ西地区最下位に転落し、それ以降は一度も4位に浮上できないままシーズン最終盤を迎えている。

 打者に極めて有利なクアーズ・フィールドを本拠地としているとは言え、ここまでのチーム防御率はメジャーワーストの「6.04」をマーク。アウェイ(敵地での試合)に限定したチーム防御率も「5.42」をマークしていることから、球場の特性を言い訳にすることはできない。

 先発投手に限定したチーム防御率もメジャーワーストの「6.67」で、先発1番手のカイル・フリーランドはここまで4勝16敗と大きく負け越している。チームの最多勝は6勝をあげているゴードンだ。

 攻撃面でも低迷を極める。クアーズ・フィールドの特性を活かして長打力で差をつけたいが、総本塁打数は「154本」でリーグ9位。チームOPSは「.686」でリーグ14位だ。

 メジャー3年目のハンター・グッドマンが30本塁打、OPS.850とブレイクを果たしたことが、チームやファンにとってのかずかな希望と言える。しかし30本塁打をクリアしたのはグッドマンだけで、ミッキー・モニアックが24本塁打、ジョーダン・ベックが15本塁打とつづく。

 5月にはバド・ブラック監督の解任を発表。トレード・デッドラインでは主力選手のライアン・マクマホンジェイク・バードをヤンキースへ放出した。前半戦を終えた時点で地区4位のダイヤモンドバックスに24.5ゲーム差をつけられており、すでに白旗をあげたも同然だった。

 なお、近代メジャーリーグ(1901年以降)における最多敗戦数は、ホワイトソックスが昨シーズンにマークした「121敗」。ナ・リーグでは1962年のメッツの「120敗」がワースト記録となっている。