エンゼルスが「空調スタッフ」の募集を開始、菊池雄星が「トレーニングルームにエアコンがない」と問題提起

 菊池雄星の願いが叶った。10月22日(日本時間23日)、エンゼルスが本拠地「エンゼル・スタジアム」内の「空調スタッフ」の募集を開始した。

 米求人サイト「エンターテイメント・キャリアズ.net」によると、同求人の雇用形態はアルバイトで「空調システムのメンテナンス・修理」を業務内容としている。ほかにも製氷機や冷蔵庫の点検なども任されるようで、一定の技術と経験が必須となる。時給は39.38ドル(約6000円)で、ナイトゲームの日は午後2時から午後11時、デーゲームの日は午前7時から午後3時までの勤務となる。

 事の発端は菊池の一言からはじまった。9月24日(同25日)のロイヤルズ戦でシーズン最後の先発マウンドにあがった菊池は、6回の投球を開始する直前に左腕にけいれんを発症し、降板を余儀なくされた。

 試合後のインタビューで菊池は、けいれんの原因について「トレーニングルームにエアコンがなくて、いつも汗だくでウォームアップをしてるんです」と日本人記者に説明。球団にエアコンの設置を求めるも、実現には至らなかったことを明かした。

 この問題について、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者がペリー・ミナシアンGMに直撃。やり取りをテキスト形式で、自身のXに公開している。以下はやり取りの一部を日本語に翻訳したものだ。

「キクチが登板後のインタビューでトレーニングルームにエアコンがないと言っていたが、これは問題ではないだろうか?」

―空調は特に問題ない。(トレーニングルームも)快適だ。

「壊れていたというわけでもない?」

―壊れていない。

「キクチの発言に矛盾があるということ?」

―彼がなんと言ったかは把握していないが、空調に関してこれといった問題はない。我々は選手を第一に考えている。

 ちぐはぐな印象を受けるやり取りだが、ミナシアンGMは施設内の空調設備に関して「問題なし」としている。しかし今回の募集を踏まえると、やはりエンゼルスの空調設備に改善の余地があったということだ。

 菊池の一言によって、エンゼルスの選手たちは〝快適なトレーニングルーム〟を手に入れたのだ。

サムネイル画像は米求人サイト「エンターテイメント・キャリアズ.net」のスクリーンショット

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。