ゴールドグラブ賞まとめ クワンがイチロー以来の「デビューから4年連続受賞」 ベッツは遊撃部門での初受賞ならず

 11月2日(日本時間3日)、各ポジションでもっとも守備の優れたプレイヤーに贈られる「ゴールドグラブ賞」が発表された。

 同賞は、米スポーツ用品メーカー「ローリングス」社が1957年に創設した賞だ。各球団の監督・コーチによる投票のほか、アメリカ野球学会が独自に算出した守備指標「SDI」が考慮されて選ばれる。主要9ポジションに「ユーティリティー・プレイヤー部門」を含め、各ポジションにつき1名が選出される。

 今年の受賞者は以下の通り。

ア・リーグ受賞者

ポジション名前所属受賞回数
投手マックス・フリードNYY4
捕手ディロン・ディングラーDET
一塁タイ・フランスMIN
TOR
二塁マーカス・セミエンTEX2
三塁マイケル・ガルシアKC
遊撃ボビー・ウィット・ジュニアKC2
左翼スティーブン・クワンCLE4
右翼ウィルヤー・アブレイユBOS2
中堅セダン・ラファエラBOS
UTマウリシオ・デュボンHOU

ナ・リーグ受賞者

ポジション名前所属受賞回数
投手ローガン・ウェブSF
捕手パトリック・ベイリーSF2
一塁マット・オルソンATL3
二塁ニコ・ホーナーCHC2
三塁ケブライアン・ヘイズPIT
CIN
2
遊撃メイシン・ウィンSTL
左翼イアン・ハップCHC4
右翼フェルナンド・タティス・ジュニアSD4
中堅ピート・クロウ=アームストロングCHC
UTハビアー・サノーハMIA

 ア・リーグでは、ガーディアンズのスティーブン・クワンが「外野手部門」で選ばれた。クワンはメジャー初昇格を果たした2022年から4年連続の受賞であり、これはイチロー(マリナーズほか)とノーラン・アレナド(カージナルス)についで史上3人目。イチローとアレナドはともにデビューから10年連続で受賞している。

 ナ・リーグでは、投手部門にジャイアンツのローガン・ウェブ、捕手部門にも、同じくジャイアンツのパトリック・ベイリーが選ばれた。同じシーズンにひとつのチームから投手と捕手がゴールドグラブ賞に選出されたのは、カージナルスからアダム・ウェインライトヤディアー・モリーナが選ばれた2013年以来、12年ぶり。

 また、遊撃部門ではカージナルスのメイシン・ウィンが選ばれた。ドジャースのムーキー・ベッツは遊撃手のなかではメジャートップのDRS17を稼ぎ、同賞のファイナリストにも選出されていた。ベッツはすでに外野手部門で6度受賞している〝守備の名手〟だが、7度目の戴冠とはならなかった。

 2022年から創設された「ユーティリティ・プレイヤー部門」では、マウリシオ・デュボン(アストロズ)、ハビアー・サノーハ(マーリンズ)がそれぞれ初受賞。デュボンは左翼で48試合(15先発)、二塁で46試合(37先発)、遊撃で33試合(24先発)、三塁で24試合(15先発)、中堅で17試合(10先発)、右翼で3試合(2先発)に出場し、その汎用性をこよなく発揮しチームに貢献した。

 サノーハは三塁で41試合(26先発)、左翼で35試合(16先発)、二塁で34試合(20先発)、中堅で14試合(10先発)、遊撃で10試合(9先発)、一塁で1試合に出場した。また、投手として8試合に登板している。