【速報】ソニー・グレイがレッドソックスへトレード 再建目指すカージナルスは若手投手2名を獲得

 11月25日(日本時間26日)、カージナルスのソニー・グレイがレッドソックスへトレードされることがわかった。米メディア「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じている。カージナルスは対価として、リチャード・フィッツとブランドン・クラークの若手投手2名をレッドソックスから獲得する。また、カージナルスはグレイの残り契約のうち、2000万ドルを補償する模様だ。

 双方に利益をもたらすトレードだ。カージナルスは昨オフから「リセット」を宣言し、チームの再建に舵を切った。コストカットを実現しながら将来有望なプロスペクトを獲得するために、まずは高年俸のベテランプレイヤーを放出する必要がある。

 昨オフはノーラン・アレナドのトレードを目指していたが、高額な残り契約や、アレナドが保有するトレード拒否条項がネックとなり交渉は難航した。グレイもまた、昨オフからトレードでの放出が囁かれていたベテランのひとりだった。

 グレイは通算125勝を誇る先発右腕だ。今シーズンは32試合に先発し、リーグ3位の14勝をマーク。2年連続で200奪三振をクリアし、K/BB(5.29)はリーグ1位だった。

 なお、トレードに伴い、グレイの残り契約の一部が組み直された模様だ。グレイは2023年のオフにカージナルスと3年7500万ドルで契約を結び、来シーズンの「残り1年3500万ドル」に加え、2027年は3000万ドルの相互オプション(球団と選手の双方が合意して契約が更新される)が設定されていた。

 米情報サイト「スポトラック」によると、レッドソックスは来シーズンのグレイの年俸を「3100万ドル」に減らし、その代わりに、相互オプションが破棄された場合のバイアウトマネー(解除金)が500万ドルから1000万ドルに増やされている。

 レッドソックスはこのオフ、ギャレット・クロシェに続く「先発2番手」の補強を目指していた。グレイが加わったことで、来シーズンの先発ローテーションは、クロシェ、グレイ、ブライアン・ベイヨの3枠まで確定したと言える。

レッドソックスのローテーション候補
1番手ギャレット・クローシェ
2番手ソニー・グレイ
3番手ブライアン・ベイヨ
4番手カッター・クロフォード
5番手コネリー・アーリー

 一方で、対価として若手投手2名を獲得したカージナルス。フィッツは平均95.9マイル(154.3キロ)のフォーシームを中心に多彩な変化球を投じる先発右腕だ。メジャー2年目の今シーズンは開幕ローテーションを掴み取り、2勝4敗、防御率5.00をマークした。故障の多さが目立ち、今シーズンは2度の故障者リスト入りを経験した。

 クラークは「MLB.com」のプロスペクトランキングでチーム内5位にランクインする左腕だ。2024年のドラフトで5巡目(全体148位)指名を受けたばかりで、今シーズンはA級とA+級で14試合に先発し防御率4.03をマークした。最速100マイル(160.9キロ)のフォーシームと威力のあるスライダーを投じ、将来性が高く評価されていた。