メッツ、デビン・ウィリアムズと契約合意へ 魔球「エアベンダー」操るクローザー、ディアスとの再契約交渉も継続

 12月1日(日本時間2日)、ヤンキースからFAとなっていたデビン・ウィリアムズがメッツとの契約に合意したことがわかった。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者が報じている。契約内容は3年5100万ドルで、1500万ドルが後払いとなる。

魔球「エアベンダー」を操る救援右腕

 ウィリアムズは、独特な曲がりをみせるチェンジアップ、通称「エアベンダー」を操る救援右腕だ。2019年にブルワーズでデビューすると、2020年には22試合で防御率0.33と無双し、最優秀新人賞を獲得。その後も安定した活躍をつづけ、2024年までの6シーズンで241登板、防御率1.83をマークした。

 FAまで1年となった昨オフにトレードでヤンキースに移籍するも、名門球団での1年目は序盤から苦しいピッチングがつづき、4月末にはクローザーの座を剥奪された。最終的に67試合で防御率4.79という不満足な成績に終わったが、奪三振割合(34.7%)、空振り率(37.7%)、チェイス・レート(35.0%)などの指標はメジャートップクラスに位置していることから、今オフのFA市場でもトップティアの評価を得ていた。

エドウィン・ディアスとの再契約交渉も継続

 メッツではこのオフ、絶対的クローザーだったエドウィン・ディアスがFAとなりチームを去った。ウィリアムズはディアスに代わる新たなクローザーとして起用される可能性が高いが、その一方で、「メッツは引きつづきディアスとの再契約を目指す」と「MLB.com」のアンソニー・ディコモ記者は報じている。

 豊富な資金力を誇るメッツなら、ディアスが希望する「5年1億ドル」規模の契約を叶えることもできる。ディアスが残留した場合、ウィリアムズはセットアッパーとして起用されることになるだろう。

高騰するリリーバーの市場価格

 移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、ウィリアムズの市場価格について「4年6800万ドル」と予想していた。ウィリアムズは同サイトの予想を上回る大型契約を手にしたことから、リリーバーの市場価格の高騰に拍車がかかる可能性がある。

 ディアスのほかにも、FA市場ではピート・フェアバンクス、ロベルト・スアレス、ケンリー・ジャンセンといった優秀なリリーバーたちが新天地を模索している。