ニック・カーツ、連続四球記録が「20試合」でストップ 優れた選球眼で歴代2位タイの大記録

ニック・カーツの連続四球記録が「20試合」でストップ

 5月2日(日本時間3日)、アスレチックスのニック・カーツがガーディアンズ戦に「1番・一塁」で出場した。

 この日のカーツは、歴史的大記録へ向けて試合に臨んだ。というのも、カーツは4月10日(同11日)のメッツ戦から前日のガーディアンズ戦まで「20試合連続」で四球を選んでいた。これは、2003年のバリー・ボンズ(当時ジャイアンツ)と並び、史上2番目の長さである。

 連続四球記録の歴代1位は、1947年にロイ・クレンビーン(当時タイガース)が記録した「22試合」だ。カーツはクレンビーンの記録まであと2試合に迫っていたのだ。

 しかし、この日のカーツは、ひとつの四球も選ばずに試合を終えた。これにより、カーツの連続四球記録は「20試合」でストップした。

 得点に貢献できなかったわけではなく、5打席に立ち2安打をマーク。初回の第一打席ではセンターへのヒットで出塁。その直後に、シェイ・ランゲリアーズが2ランを放ち、先制点のお膳立てをした。7点ビハインドの8回には、二死満塁の場面でコリン・ホルダーマンからタイムリーを放った。

 なお、アスレチックスは6対14で敗戦した。

ニック・カーツの卓越した選球眼

 カーツは昨年4月にデビューした一塁手だ。圧倒的なパワーを誇り、ルーキーとしては球団歴代2位となる36本塁打をマーク。昨季、400打席以上に立った打者のなかではリーグ2位となるOPS1.002を記録するなど活躍し、満票で新人王を獲得した。

 強打者らしく、カーツは三振が多いことで知られる。今季はここまでリーグ2位タイの48三振を喫しており、三振率は32.2%にも達する。

 しかし、カーツの三振の多さは「空振りの多さ」に起因するものだ。ゾーン外のボールを見極める能力が高く、今季はここまでメジャー1位の34四球を選んでいる。ゾーン外のボールに対してスイングをした割合を示す「チェイス率」は21.0%で、メジャーでも上位クラスに位置している。

 

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。