ブライス・エルダーとは何者か ドジャース打線をわずか1安打に封じ込み、防御率でリーグ1位に浮上

ブレーブスのブライス・エルダーが好投

 5月10日(日本時間11日)、ブレーブスのブライス・エルダーがドジャース戦に先発し、6回途中無失点で4勝目をマークした。

 エルダーがこの日に打たれたヒットはわずかに1本のみ。初回にアンディ・パヘスに単打を浴びただけだった。4四球を与えるなどコントロールに苦しんだが、好打者がずらりと並ぶドジャース打線を完膚なきまでに制圧した。

 この試合を経て、エルダーの防御率は「1.81」まで低下。防御率ランキングで、ナ・リーグ1位に浮上した。

ブライス・エルダーとはどんな投手なのか?

 エルダーはメジャー5年目を迎える先発右腕だ。スライダーを軸に、フォーシームとシンカーを投げ分け、ゴロアウトを狙う傾向がある。

 昨季は28先発(156.1イニング)で防御率5.30とピシャりとしなかった。しかし、今季は9先発で防御率1.81と見違えるようなピッチングをつづけている。

 今季はシンカーの投球割合を減らし、フォーシームの多く投げるようになった。その結果、ピッチングに緩急が生まれ成績が向上。被バレル率は昨季の7.8%から3.8%まで低下。三振率も24.4%まで上昇した。

 また、エルダーは「右投手にもかかわらず左打者に強い」という特徴をもつ。昨季は左打者に対して被打率.239に抑えた。今季は左打者に対して被打率.130と、さらなる支配力を見せている。

 この日、ドジャースのラインナップには、エルダーが得意とする左打者がずらりと並んでいた。9人中6人が左打者で、エルダーにとっては好都合だったわけだ。

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。