ジェイコブ・ミジオロウスキーが史上2番目の早さで200奪三振をクリア ブルワーズの球団新記録も射程圏内

ジェイコブ・ミジオロウスキーが200奪三振をクリア

 8月9日(日本時間10日)、ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーがツインズ戦に先発し、シーズン200奪三振を達成した。

 ミジオロウスキーは4回、先頭打者のアラン・ローデンから空振り三振を奪い、シーズン200奪三振に到達。「129.1イニング」での到達は、史上2番目の早さとなる。歴代1位は、2023年のスペンサー・ストライダー(ブレーブス)が記録した「123.1イニング」だ。

メジャー最高のフォーシーム

 ミジオロウスキーはブルワーズの若きエースだ。今季はここまで22試合に登板し、メジャー1位の防御率1.76をマークしている。

 代名詞は異次元のフォーシームだ。類稀な球威を誇り、平均球速は100マイルを超える。今季はここまで1269球のフォーシームを投げているが、そのうち836球(65.9%)で100マイルオーバーを計測している。また、6月26日(同27日)のカブス戦では105.5マイル(169.8キロ)をマーク。これは、ピッチトラッキングが導入された2008年以降では、先発投手として史上最速記録となった。

 ミジオロウスキーのフォーシームはただ速いだけでなく、ゲームを完全に支配する。ピッチ・ランバリューは「その球種で防いだ得点」を示す指標だが、ミジオロウスキーのフォーシームは「23」を記録。これは、ディラン・シース(ブルージェイズ)のスライダーと並び、今季のメジャーで1位だ。

 ほかにも、被打率(.167)、被長打率(.247)、空振り率(42.3%)などの項目からも、その制圧力が見てとれる。

球団記録更新も視野に

 ミジオロウスキーが現在のペースを維持すれば、球団史に名を残すことになるだろう。ブルワーズのシーズン奪三振記録は、2004年にベン・シーツが記録した「264奪三振」だ。ミジオロウスキーはこの日をもって「204奪三振」としたため、シーツの記録まで残り「60」となる。

 たとえば、レギュラーシーズンであと9試合に登板する場合、1試合につき7三振を奪えば、シーツの記録を上回る計算だ。ミジオロウスキーの快刀乱麻から目が離せない。

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Takafumi Kamiki

『MLB通信』の編集長をしています。大手出版社では、プロ野球・メジャーリーグに関するインターネット記事を書いていました。