- 日本人選手
- 2025/08/27 03:08
カブス・鈴木誠也が2打数無安打
5月20日(日本時間21日)、カブスの鈴木誠也が「4番・右翼」でブルワーズ戦に出場し、2打数無安打に終わった。
この日のカブスは、ブルワーズの投手陣にねじ伏せられた。特に、先発のカイル・ハリソンには7回2安打無得点と、まったく対応できなかった。
鈴木は2回に四球を選んで出塁したのみで、ほかの2打席は三振と遊飛に倒れた。
なぜ鈴木はチャンスで打てないのか
この試合を経て、鈴木のシーズン成績は7本塁打、OPS.824となった。表面上は安定しているが、今シーズンの鈴木には明確な課題がある。それが「チャンスでの弱さ」だ。
今シーズン、鈴木は得点圏でことごとく凡退している。最新のスタッツによると、得点圏での成績は打率.140、OPS.473となっている。また、得点圏にランナーを置いた場面では21三振を喫しており、三振率に換算すると43.8%にもなる。
鈴木は本来、チャンスに強いバッターである。以下は、昨シーズンと今シーズンの「得点圏での成績」を比較したものだ。
| 打率 | 本塁打 | OPS | K% | |
| 2025 | .309 | 12 | .991 | 21.0% |
| 2026 | .140 | 1 | .473 | 43.8% |
『MLB.com』より
鈴木はなぜ得点圏で打てなくなったのか。データサイト『ベースボール・サバント』で「得点圏における球種別打率」を調べたところ、鈴木は、得点圏でフォーシームを打てなくなっていることがわかった。
同サイトによると、今シーズンの鈴木はフォーシームに対して打率.324を記録している。しかし、得点圏で打席に立った場合、フォーシームに対する打率は.083にまで低下するのだ。
得点圏でフォーシームが打てなくなった理由のひとつに、球速があげられる。昨シーズン、鈴木に投じられた「得点圏でのフォーシーム」は平均で94.5マイル(152.1キロ)だった。それに対して鈴木は打率.424と、見事な対応力を示した。
しかし、今シーズンの「得点圏でのフォーシーム」は平均96.4マイル(155.1キロ)に上昇。これが、得点圏での打撃低迷に直結している模様だ。
| 球速(mph) | 打率 | |
| 2025 | 94.5 | .424 |
| 2026 | 96.4 | .083 |
『ベースボール・サバント』より
このことから、鈴木は「得点圏で力でねじ伏せられている」と言うことができる。鈴木は36試合のうち23試合で、5番打者として先発している。ポイントゲッターとして期待される打順だが、鈴木はその役割を果たせていない状態だ。