元超有望株、ペイビン・スミスがロースター外 ダイヤモンドバックスの厳しい一塁手事情……ポジション別OPSはメジャーワースト

 7月9日(日本時間10日)、ダイヤモンドバックスのペイビン・スミスがDFAになることがわかった。地元メディア『アリゾナ・リパブリック』のニック・ピエコロ記者が報じている。

 スミスはメジャー7年目の一塁手だ。今季はここまで28試合に出場し1本塁打、OPS.428と低迷していた。スミスに代わり、ライアン・ウォルドシュミットがメジャーに昇格する見込みだ。

 日の目を見ることはなかった。スミスは2017年のドラフトで全体7位指名を受けた元トッププロスペクトだ。指名当時は「大学生野手でもっとも完成度の高い打者」と評され、特にコンタクトに優れた打撃技術は高く評価されていた。

 しかし、7年間での通算成績は打率.241、OPS.719に終わった。2024年は60試合でOPS.895と開花の兆しを見せたが、昨季は三振マシーンと化し、288打席で92三振(31.9%)を喫した。

 今季は、開幕直後に左ヒジの遊離体を除去する手術を受けた。6月に復帰するも打撃は冴えず、7月8日(同9日)におこなわれたパドレス戦でも4打数無安打に終わった。

 この日におこなわれたパドレス戦では一塁のスタメンをティム・タワに譲り、途中出場することもなかった。

 ダイヤモンドバックスは現在、ワイルドカード圏内には5.5ゲーム差につける。ここから巻き返すためにも、チームは前半戦のうちにスミスを見限ったことになる。今後、獲得を希望する球団が現れない場合、スミスはマイナーに降格することになる。

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 開幕前から、ダイヤモンドバックスの一塁は「穴」とされてきた。オフには現役最年長野手のカルロス・サンタナを獲得するも、4月上旬に右太ももの内転筋を痛めて、そのままDFAとなった。

 以降はイルデマロ・バルガスが一塁のレギュラーに定着し、4月は月間でOPS1.056をマークする活躍を見せた。しかし勢いはつづかず、5月から6月にかけての2ヶ月は1本塁打、OPS.188と散々だった。

 その結果、ポジション別の打撃成績において、ダイヤモンドバックスの「一塁手」はメジャーワーストのOPS.550に沈んでいる。ホセ・フェルナンデスやルージェームズ・グルーバーといったプロスペクトもいるが、状況によってはトレード・デッドラインでの補強に踏み切るかもしれない。

■文・構成 MLB通信編集部(@MLB_tsushin

 

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。