ドジャース、アレク・トーマスをトレードで獲得 守備・走塁のスペシャリスト 「オプション」使いすでにマイナー降格済み

ドジャースがアレク・トーマスを獲得

 5月12日(日本時間13日)、ドジャースは、ダイヤモンドバックスからアレク・トーマスをトレードで獲得した。

 ドジャースは対価として、若手外野手のホセ・レケーナをダイヤモンドバックスに放出する。

 トーマスは今月8日(同9日)にダイヤモンドバックスをDFAとなっていた。有望株のライアン・ウォルドシュミットと入れ替わるかたちで、ロースターから外されたのだ。

 トーマスはマイナーオプションが残っているが、ダイヤモンドバックスは敢えてDFAを選択した。様々な事情が考えられるが、ダイヤモンドバックスがトーマスに対して「成長の見込みがない」と判断したのかもしれない。

 なお、トーマスをロースターに組み込むために、ドジャースはマイケル・シアーニをDFAとした。

アレク・トーマスとはどんな選手か

 トーマスは2018年のドラフトで2巡目(全体63位)指名を受けた外野手だ。2022年には『MLB.com』の公式プロスペクトランキングで傘下1位、全体18位にランクインした。

 メジャー5年目の今季は、DFAを受けるまで28試合に出場。2本塁打、OPS.562をマークしていた。

 トーマスは、守備と走塁に定評がある。中堅守備では安定してプラス指標を叩き出し、盗塁・走塁での貢献度を示す「BsR」は、5年間で9をマークしている。特に走塁が上手く、積極的に次の塁を陥れる。

 一方で、打撃では苦戦がつづく。昨季は143試合で9本塁打、OPS.659をマークしたが、これがトーマスのキャリアハイである。

 フリースインガーであり、ゾーン外のボールにも手を出すため、極端に四球が少ない。かといってコンタクトに優れているわけでもなく、キャリア通算のOPSは「.634」にとどまっている。

ドジャースの外野事情

 ドジャースは外野のレギュラーがほぼ固定されている。左翼にテオスカー・ヘルナンデス、中堅にアンディ・パヘス、右翼にカイル・タッカーが名を連ねる。

 ベンチにはアレックス・コールが「第4の外野手」として出番に備えている。このため、トーマスが出場機会を確保するには厳しい状況だ。

 『MLB.com』のトランザクションを見ると、トーマスはすでにマイナーに降格している。今後は、マイナーで調整をつづけながら、昇格の機会をうかがうことになる。

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。