「マイナーの帝王」ライアン・ウォードがメジャー初昇格へ フレディ・フリーマンに代わり一塁で起用か

ライアン・ウォードがメジャーに初昇格する

代わりにフレディ・フリーマンが「父親リスト」に入る可能性がある

ウォードは昨季、マイナーで36本塁打を放った

ライアン・ウォードがメジャー初昇格へ

 4月17日(日本時間18日)、ドジャースのライアン・ウォードがメジャーに初昇格することがわかった。米スポーツメディア『ジ・アスレチック』のファビアン・アルダヤ記者が報じている。

 ウォードは強打のプロスペクトだ。長打力に定評があり「将来のコア」として期待をされているが、ドジャースの戦力層が厚く、メジャーに昇格できないままマイナーで長い時間を過ごしてきた。

 ルール5ドラフトでの流出を防ぐために、ウォードは昨オフにロースターに登録された。今シーズンはマイナーで開幕を迎えたが、早々に昇格のチャンスが到来したようだ。

 ウォードは、フレディ・フリーマンと入れ替わる可能性が高い。専門メディア『ドジャー・ブルー』によると、フリーマンが「父親リスト」に登録される可能性を指摘している。

 フリーマンの妻・チェールシーさんは現在、第4子を妊娠している。その関係でフリーマンが数日の間、チームを離脱するというわけだ。

 「父親リスト」は、メジャーリーグの産休制度だ。この制度を利用することで、選手たちは妻の出産に立ち会うことができる。昨年4月には大谷翔平も同制度を利用し、第1子の出産を見届けた。

ライアン・ウォードはどんな選手?

 ウォードは1998年生まれの28歳。2019年のドラフトで8巡目(全体251位)指名を受けて、プロ入りした。

 打力は申し分がなく、昨シーズンはマイナー(AAA)でリーグ1位の36本塁打、122打点をマーク。パシフィックコースト・リーグのMVPに選出された。

 また、2021年から昨シーズンまでの5年間で記録した「629試合」「146本塁打」「483打点」「436得点」は、同期間においてマイナーリーグ1位である。

 守備では左翼と一塁を守るが、外野守備に関しては「守備範囲の狭さ」が指摘されている。また、ドジャースのマイナーには有望な若手外野手が多いことから、一塁手として育成される見込みだ。

 メジャーでも、左翼にはテオスカー・ヘルナンデスがいる。そのため、サンティアゴ・エスピナルとともに一塁で併用される可能性が高い。

 また、左打者のウォードは右投手に強みを発揮する。昨シーズンは463打席で右投手と対戦し、打率.319、31本塁打、OPS1.038をマークした。

 ドジャースはロッキーズとのカードを戦っている。ロッキーズは、18日(同19日)にライアン・フェルトナー、19日(同20日)にマイケル・ロレンゼンの両右腕が先発する予定で、ウォードにも出番が巡ってきそうだ。

追記(4月20日22:21
ウォードは4月19日(日本時間20日)にコールアップされ、同日のロッキーズ戦に「7番・一塁」でメジャー初出場した。ウォードと入れ替わるかたちで、フレディ・フリーマンが「父親リスト」に登録された

 

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。