ドジャースが最後まで油断できないワケ 「勝率」でブルワーズ、ブレーブスを下回ればワールドシリーズ3連覇に黄色信号

 現在、ナ・リーグ西地区で首位を独走するドジャース。2位のダイヤモンドバックスには7.5ゲーム差をつけており、よほどの失速がない限り、5年連続の地区優勝は確実と見られている。

 しかし、ドジャースは決して油断できない。なぜなら、ナ・リーグの別地区で首位をキープするブレーブスとブルワーズに対し「勝率」で下回っており、このままいけば、ポストシーズンで不利になってしまうからだ。

  • ナ・リーグ中地区1位 ブルワーズ 74勝44敗(.627)
  • ナ・リーグ東地区1位 ブレーブス 71勝47敗(.602)
  • ナ・リーグ西地区1位 ドジャース 70勝48敗(.593)

 ここでポストシーズンの仕組みをざっくりとおさらいする。ポストシーズンに進出できるのは、各リーグごとに6チームのみだ。東地区、中地区、西地区で優勝した3チームが「地区優勝組」として、地区優勝を逃したチームのなかで勝率上位の3チームが「ワイルドカード組」として出場資格を得る。

 「地区優勝組」のうち、もっとも勝率の高いチームが第1シード、次に勝率の高いチームが第2シードになる。そして、「地区優勝組」のなかでもっとも勝率の低いチームが第3シードとなる。同じように「ワイルドカード組」も、勝率の高い順から、第4、第5、第6シードに振り分けられる。

 ポイントは、第3シードはワイルドカード(2勝先取制)からのスタートになる点だ。たとえば、現在の順位でレギュラーシーズンが終了すると仮定した場合、ドジャースは第3シードとなり、第6シードのフィリーズとワイルドカードを戦わなければならない。どこと対戦するにせよ、ワイルドカードで〝まさかの早期敗退〟となりうる可能性はある。

 去年の第3シードは、ナ・リーグがドジャース、ア・リーグがガーディアンズだった。ドジャースはレッズとのワイルドカードを2連勝で難なく通過し、ワールドシリーズを制した。しかし、ガーディアンズはタイガースに1勝2敗で敗退している。

 ドジャースは8月13日(日本時間14日)からブルワーズとの4連戦、25日(同26日)からブレーブスとの3連戦を控える。ドジャースにとって、この2カードがポストシーズンでの命運を握る天王山になるだろう。

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Takafumi Kamiki

『MLB通信』の編集長をしています。大手出版社では、プロ野球・メジャーリーグに関するインターネット記事を書いていました。