ガーディアンズ、ケイド・スミスがメジャー最速20セーブ クラセのスポーツ賭博事件を契機に「メジャー最高のクローザー」へ成長

ケイド・スミスがシーズン20セーブに到達

 5月29日(日本時間30日)、ガーディアンズのケイド・スミスがレッドソックス戦に登板し、セーブを記録した。

 スミスは1点リードの9回に登板。先頭のアイザイア・カイナー=ファレファにヒットを許すも、後続を三者連続三振に仕留め、試合を締めくくった。これでスミスは、メジャー最速となるシーズン20セーブに到達した。

 スミスはガーディアンズのクローザーであり、今季はここまで27試合に登板。防御率2.60、FIP1.04の好成績をマークしている。

エマニュエル・クラセに代わりクローザーへ

 スミスはメジャー3年目の救援右腕だ。フォーシームを高めに集めつつ、スプリッターを効果的に組み合わせて三振を奪う。今季も、ここまでリリーフとしてリーグ2位の42奪三振(37.8K%)をマークしている。

 タフネスも魅力的だ。メジャー初昇格を果たした2024年から一度も故障をしたことがなく、昨季にかけて2年連続で70試合以上に登板している。

 スミスは、昨季の8月からクローザーとして起用されるようになった。スポーツ賭博に関与したしたエマニュエル・クラセに代わり、9回を任されるようになったのだ。

 クラセはスポーツ賭博に関与したとして、昨年7月末から制限リストに登録されている。知人の賭けに有利に働くように、不正投球をおこなっていたという。先発投手のルイス・L・オルティズも関与しており、ふたりは昨年11月に起訴された。

 スミスは8月からシーズン最終戦まで、28試合で13セーブをマーク。同期間で防御率2.60、三振率38.2%の成績を残し、クローザーとしての適正を示した。

 また、2025年8月から今季ここまでのWARは合計で「2.5」。これは、同期間のリリーフとしては、メイソン・ミラー(パドレス)に並びメジャー1位にランクインしている。

GERAFIPSVK%fWAR
2024741.911.40135.6%2.7
2025762.931.951634.7%2.7
2026272.601.042037.8%1.3
ケイド・スミスの年度別成績
2026年は5月29日(日本時間30日)終了時点

 ガーディアンズは現在、34勝25敗(.576)でア・リーグ中地区1位をキープ。3年連続地区優勝を目指し、スミスが9回のマウンドに立ちつづける。

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。