ブルワーズ、通算184本塁打のリース・ホスキンスにトレード論 アンドリュー・ボーンの加入で立場危うく

 ブルワーズの一塁手に放出論が囁かれている。6月12日(日本時間13日)、ホワイトソックスとブルワーズの間でトレードが成立した。ホワイトソックスは先発投手のアーロン・シバーレを獲得し、対価として一塁手のアンドリュー・ボーンを獲得した。

 ボーンは長打力を売りとする右の一塁手だ。2019年のドラフトで全体3位指名を受けた逸材だが、メジャーの世界では伸び悩む日々がつづく。昨シーズンは19本塁打、OPS.699とキャリアワーストの成績に終わった。

 ブルワーズでは一塁にリース・ホスキンスが起用されている。ホスキンスもボーンと同じく「右のパワーヒッター」。メジャー通算8年間で184本塁打、524打点、OPS.821を記録し、カージナルスでメジャーデビューを果たした2017年にはメジャー新記録となる「デビューから17試合で10本塁打」を達成した。

 昨オフ、ホスキンスはプレイヤーオプションを行使してチームに残留した。「プレイヤーオプション」とは、チームへの残留を選手自身が決定できる権利のこと。圧倒的な成績を残した選手はプレイヤーオプションを破棄してFAとなり、さらなる大型契約を模索することが多い。

 ブルワーズは資金力の低いチームで、FAを控えた選手などは躊躇なく放出する傾向にある。ホスキンスの今季年俸は1800万ドル(約26億円)で、チームではクリスチャン・イェリッチに次ぐ高給取りだ。なお、ボーンはメジャー5年目であるため、年俸は585万ドルとなっている。

 こういった事情から、ブルワーズはホスキンスのトレード放出を前提にボーンを獲得した可能性がある。米メディア『USAトゥディ』のボブ・ナイチンゲール記者も「ブルワーズがボーンを一塁のレギュラーとして考えている場合、ホスキンスはトレードの対象となるだろう」と自身の記事で語っている。

 ホスキンスの運命はいかに――

この記事を書いた人 Wrote this article

MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。