マーリンズの守護神、ピート・フェアバンクスが「神経痛」で離脱 前日のドジャース戦では大乱調 

ピート・フェアバンクスが故障者リスト入り

 4月28日(日本時間29日)、マーリンズのピート・フェアバンクスが「神経の炎症」により故障者リストに登録された。フェアバンクスと入れ替わるかたちで、救援左腕のケイド・ギブソンがコールアップされた。

 詳細な箇所は明らかにされていないが、フェアバンクスは右手に神経痛を発症したものだと思われる。

 フェアバンクスは27日(同28日)のドジャース戦で、2点リードの9回に登板。しかし、先頭打者から2者連続で四球を与え、大谷翔平にタイムリーを献上。さらに一死満塁としたところで「右手のしびれ」を訴えて、緊急降板していた。

このオフに加入したクローザー

 フェアバンクスはこのオフにレイズからFAとなり、1年1300万ドルでマーリンズに加入したリリーバーだ。球威のあるフォーシームとスライダーを組み合わせ、三振を多く奪う。

 2023年からクローザーに定着し、昨季まで3年連続で20セーブをマーク。キャリアハイは2023年で、45.1イニングで防御率2.58、FIP2.70の好成績をマーク。同年の奪三振割合(37.0%)は、40イニング以上を投げた救援投手のなかでリーグ3位だった。

 ブルペンに不安のあるマーリンズにとって、フェアバンクスはうってつけの存在だった。即戦力性があるため、戦況に応じてトレードの駒にもなり、プロスペクトを獲得することも可能だ。

 今季のフェアバンクスはここまで10試合に登板し防御率10.00と苦しんでいる。しかし、防御率(ERA)に対して、期待防御率(xERA)は3.09と低く、守備の要素を排除した防御率(FIP)も3.35と安定しているため、運の悪さが際立っている状態だ。

ピート・フェアバンクスの今季成績(9.0イニング)
ERAxERAFIPK%BB%
202610.003.093.3531.7%9.8%

誰が9回を投げるのか

 米情報サイト『トレード・ルーマーズ』は、フェアバンクスが復帰するまで、複数の投手がクローザーとして起用されると見立てている。

 28日(同29日)のドジャース戦では、1点リードの9回にタイラー・フィリップスが登板し、1回無失点でゲームを締めくくった。

 フィリップスは今季2セーブ目をマークした。ほかにも、今季のマーリンズではアンソニー・ベンダーやマイケル・ピーターセンがセーブをあげている。

 マーリンズは当面の間、フィリップスらを「日替わりクローザー」として起用しつつ、フェアバンクスの復帰を待つことになるだろう。

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。