エイブラムスが1試合2本塁打
球団史上最高の遊撃手に名乗りをあげた。7月26日(日本時間27日)、ナショナルズのCJ・エイブラムスが「4番・遊撃」でダイヤモンドバックス戦に出場し、2本塁打を放った。
エイブラムスは1点ビハインドの3回に、コール・ドレイクから第26号同点ソロをマーク。さらに、同点の5回にはジョナサン・ロアイシガから第27号勝ち越し2ランを放った。
エイブラムスはこれでシーズン27本塁打とし「遊撃手によるシーズン本塁打数」の球団新記録を樹立した。これまでは、イアン・デズモンドが2012年に記録した25本塁打が最多だった。
エイブラムスは、パワーとスピードを兼ね備えた超攻撃型遊撃手だ。今季はここまで102試合に出場し27本塁打、OPS.940、17盗塁をマークしている。
メジャー最多得点(584)を誇るナショナルズの原動力となっている。今季はチームのポイントゲッターを担い、ここまでメジャー1位の82打点をマーク。得点圏では打率.337、OPS1.000と無類の強さを誇り、5月6日(同7日)のツインズ戦では満塁ホームランを放っている。
トレード市場でも注目株に
エイブラムスはトレード市場でも存在感を高めている。ナショナルズは現在、ナ・リーグ東地区3位、ワイルドカード圏内には1ゲーム差に迫っている。ポストシーズンへの進出を諦める状況ではないが、もしトレード・デッドラインで売り手となれば、ナショナルズはエイブラムスを放出する可能性がある。
現在のエイブラムスは、遊撃という貴重なポジションをこなしつつ、圧倒的な打撃力を示している。さらに、来季以降も2年間にわたって保有が可能だ。これらのことから、トレードバリューが極めて高い状態だと言える。
ナショナルズは昨オフに編成体制を一新し、再建を宣言した。実際に、今年1月にはマッケンジー・ゴアをトレードで放出し、5名のプロスペクトを獲得している。同様に、エイブラムスを放出すれば、対価として豊富なプロスペクトを獲得できるわけだ。
米スポーツメディア『ジ・アスレチック』によると、ヤンキースとブルワーズがエイブラムスの獲得に興味を示しているという。球団史上最高の遊撃手に、どんな運命が待っているのか。
■文・構成 MLB通信編集部
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