パイレーツのポール・スキーンズ、防御率が「1.98」まで低下 35イニング連続で「0四球」 サイ・ヤング賞まっしぐら

ポール・スキーンズが圧巻のピッチング

 5月12日(日本時間13日)、パイレーツのポール・スキーンズがロッキーズ戦に先発し、8回無失点で6勝目をマークした。

 極めて支配的だった。この日のスキーンズは、7回途中までノーヒットピッチを継続。最終的に、スキーンズが許したヒットはわずかに2本のみだった。

 また、今季初の二桁奪三振(10三振)をマーク。計19個の空振りを奪い、そのうち10個はフォーシームで奪ったものだった。

 コントロールにも冴え、ひとつの四球も与えなかった。スキーンズは4月13日(同14日)のナショナルズ戦で、3回に四球を与えて以降、35イニング連続で無四球を継続。試合数にすると、5試合連続で四球を与えていないのだ。

 パイレーツで広報を担当するルーク・へンネ氏によると「5先発連続で0四球」を記録した投手は、球団史上4人目。2018年にイバン・ノバが「6先発連続で0四球」を記録して以来の快挙だと紹介している。

スキーンズの防御率は「1.98」に

 スキーンズはパイレーツの若きエースだ。2年目の昨季は、右投手として球団新記録となる216三振を奪い、最優秀防御率(1.97)のタイトルを獲得。満票でサイ・ヤング賞に輝いた。

 今季は開幕投手に指名され、メッツとの開幕戦に登板。しかし、同試合では精彩を欠き、初回を投げきれずに5失点で降板。防御率は「67.50」と、後味の悪いスタートを切ってしまった。

 しかし、それ以降は「エース」の貫禄が復活。この日の試合を経て、防御率は「1.98」にまで低下した。

 とにかくヒットを打たれない。前述の開幕戦以降、3本以上のヒットを許したことがない。スキーンズの最新の被打率は「.145」で堂々のメジャー1位だ。

 球威のあるフォーシームに加え、魔球「スプリンカー」を操る。さらにコントロールも精密で、ここまでメジャー1位のK/BB(8.00)を記録している。

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。