アロルディス・チャップマンがメジャー新記録 史上初の殿堂入りリリーバー、ホイト・ウィルヘルムの「救援奪三振記録」を更新

アロルディス・チャップマンがメジャー記録を更新

 7月3日(日本時間4日)、レッドソックスのアロルディス・チャップマンがエンゼルス戦に登板し「救援投手による奪三振記録」を更新した。

 チャップマンは3点リードの9回に登板し、先頭打者のデンセル・グスマンから空振り三振を奪った。これでチャップマンは通算1364奪三振に到達。ホイト・ウィルヘルムの「1363奪三振」を上回り、救援投手としてもっとも多くの三振を奪った投手となった。

 チャップマンはメジャー17年目を迎えるベテランクローザーだ。今季はここまで27試合に登板し防御率2.10、17セーブをマークしている。

 類稀なスピードボールを武器に、通算383セーブをマーク。レッズでプレーした2010年には、メジャー史上最速となる105.8マイル(170.3キロ)を計測し、ギネス世界記録にも認定された。

ホイト・ウィルヘルムとは何者なのか

 ウィルヘルムはおよそ半世紀前のメジャーリーグで活躍した右腕だ。1952年にジャイアンツでデビューし、49歳となった1972年にエンゼルスで現役を引退した。その実働年数は21年にも及んだ。

 救援投手として通算1018試合に登板し、通算で124勝103敗、防御率2.49をマーク。希少なナックルボールを武器としており、その凄まじい変化量に対応すべく、捕手は通常より大きいサイズのキャッチャーミットを使用したという。

 救援登板で記録した124勝は、現在もメジャー記録である。また、オリオールズでプレーした1958年には先発投手としてノーヒットノーランも達成している。1985年に、救援投手として史上初の米野球殿堂入りを果たした。

救援投手の通算奪三振ランキング

 救援投手による通算奪三振ランキングは、1位のチャップマンを筆頭に、トップ5に3人の現役選手が名を連ねている。4位はクレイグ・キンブレルだ。通算で1304奪三振をマークしており、現在はレイズに在籍している。通算440セーブは歴代5位に該当する。

 5位はタイガースのケンリー・ジャンセンで、通算1301奪三振をマーク。通算485セーブは、現役選手としては1位、歴代でも3位に該当する。

 投手の分業制が当たり前となった現代で、多くの実力派リリーバーがレコードブックに名を残そうとしている。

■文・構成 MLB通信編集部(@MLB_tsushin

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MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。