村上宗隆と西田陸浮は史上4例目の「日本人野手コンビ」 イチローは城島、川崎と フィリーズでも1試合だけ前例あり

西田陸浮がメジャー初出場

 5月25日(日本時間26日)、ホワイトソックスの西田陸浮がツインズ戦に「9番・右翼」でメジャー初出場を果たした。

 西田はこの日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースターに登録された。西田のロースター枠を空けるために、ジャレッド・ケレニックがDFAとなった。

 まずは守備で魅せた。同点の2回、二死二・一塁の場面でアレックス・ジャクソンのライトへヒットを西田が好送球。二塁ランナーをホームでアウトにし「捕殺」を記録した。

 メジャー初安打も放った。2回に第一打席では空振り三振に倒れたものの、4回の第二打席ではゼビー・マシューズからセンターへ抜けるヒットをマーク。西田は塁上で満面の笑みを浮かべた。

 最終的に、西田は3打数1安打でデビュー戦を終えた。ホワイトソックスは3対1で勝利した。

村上宗隆との史上4例目の「日本人コンビ」

 この試合では、村上宗隆も「2番・一塁」で出場。メジャーリーグで、同じチームの日本人野手が同時にスタメン出場するケースは極めて稀だ。調べたところ、前例は3度しかない。

 まずは、イチローと城島健司だ。城島は2005年のオフにマリナーズと3年契約を結び、メジャー史上初の「日本人捕手」となった。この頃、マリナーズで不動のリードオフマンを務めていたのがイチローだ。

 2006年4月3日(同4日)におこなわれたエンゼルスとの開幕戦に、イチローは「1番・右翼」で、城島は「7番・捕手」で出場した。これが、同じチームの日本人野手が同時にスタメン出場した初のケースになった。

1イチロー
2ホセ・ロペス
3ラウル・イバニェス
4リッチー・セクソン
5エイドリアン・ベルトレ
6カール・エバレット
7城島健司
8ジェレミー・リード
9ユニエスキー・ベタンコート
2006年4月3日のマリナーズのスタメン
ベースボール・リファレンス』より

 2例目は、田口壮と井口資仁だ。田口は攻守にわたり活躍した外野手で、2008年はフィリーズでプレーしていた。同年の8月にパドレスからトレードで加入したのが、井口だった。2008年9月28日(同29日)のナショナルズ戦では、田口が「1番・左翼」で、井口が「3番・二塁」で起用された。

 田口と井口が同時にスタメン出場した試合は、この1試合のみだった。このオフ、田口はカブスとマイナー契約を結び、井口は日本球界に復帰した。

1田口壮
2エリック・ブラントレット
3井口資仁
4ジェフ・ジェンキンス
5クリス・コースト
6マイク・サーベナック
7グレッグ・ゴルソン
8ルー・マーソン
9カイル・ケンドリック
2008年9月28日のフィリーズのスタメン
ベースボール・リファレンス』より

 3例目が、イチローと川崎宗則だ。川崎は2011年のオフにマリナーズとマイナー契約を結んだ。開幕ロースターを勝ち取ると、4月7日(同8日)のアスレチックス戦で「9番・遊撃」としてメジャー初出場。この試合では、イチローも「1番・右翼」で出場していた。

1ショーン・フィギンズ
2ダスティン・アクリー
3イチロー
4ジャスティン・スモーク
5ヘスス・モンテロ
6カイル・シーガー
7ミゲル・オリーボ
8マイケル・ソーンダース
9川崎宗則
2012年4月7日のマリナーズのスタメン
ベースボール・リファレンス』より

 イチローとの最後の共闘は、2012年7月21日(同22日)のレイズ戦だった。この2日後、イチローはトレードでヤンキースに移籍した。

 この日から、およそ14年間にわたり、同じチームの日本人野手が同時に出場することはなかった。村上と西田は、史上4例目の日本人コンビとしてどのような活躍を見せてくれるのだろうか。

この記事を書いた人 Wrote this article

MLB通信編集部

大手出版社にてメジャーリーグの取材を担当し、選手分析やセイバーメトリクスに関する記事を複数発表。日本のメジャーリーグ報道に可能性を感じ、2024年に『MLB通信』を立ち上げました。