【トレード独自予想】エンゼルスが菊池雄星をカブスに放出する 対価はモイゼス・バレステロス
メジャーリーグは8月3日(日本時間4日)にトレード期限を迎える。当編集部はこの機運に乗じて、この夏に起こり得るトレードを独自に予想する。第2弾はエンゼルスだ。
カブスが菊池雄星とブレント・スーターを獲得する
カブス獲得
菊池雄星(先発左腕)
ブレント・スーター(救援左腕)
エンゼルス獲得
モイゼス・バレステロス(捕手)
カブスが菊池雄星とブレント・スーターを獲得し、対価としてモイゼス・バレステロスをエンゼルスに放出する。
ポストシーズン進出を見据えるカブスにとって、最大の補強ポイントは先発投手だ。カブスは先発陣にケガ人が続出している。ジャスティン・スティールとケイド・ホートンのトミー・ジョン組をはじめ、ベン・ブラウンは首のストレス反応、エドワード・カブレラは左ハムストリングの損傷により故障者リストに入ったままだ。
これを踏まえ、現在はマシュー・ボイド、デービッド・ピーターソン、今永昇太に加え、ハビエル・アサドとコリン・レイを先発として起用し、やりくりしている状態だ。
この惨状を救うのが菊池だ。菊池はメジャー8年目のサウスポーで、今季は7試合で防御率5.81をマークしている。5月に左肩を痛めてから長期離脱しているが、すでにマイナーでリハビリ登板を開始している。順調なら8月中旬には復帰できるだろう。来季まで契約が残っており、今季と来季の年俸がそれぞれ2100万ドルだ。
エンゼルスはすでにポストシーズンへの進出が絶望的で、7月29日(日本時間30日)には正捕手のローガン・オホッピーと救援投手をレンジャーズに放出した。このまま再建モードに突入すれば、菊池も放出対象となるだろう。
菊池は高年俸であり、なおかつ故障中だ。そのため、トレード・バリューが低下している。しかし、現在のエンゼルスが菊池をキープする必要はさほどなく、コスト削減のためにも早めに売り払ってしまう可能性が高い。他球団にとっては安い対価で獲得できるチャンスであり、マイナーがあまり充実していないカブスにとってはうってつけだ。
なおかつ、エンゼルスはパッケージにスーターを含めるだろう。スーターは左のリリーフで、今季は40試合で防御率4.26をマークしている。7月は8試合で防御率2.92と安定している。また、昨オフに1年125万ドルで契約しているため、経済的コストは限りなく低い。ブルペンにも不安があるカブスにとって、喉から手が出るほど欲しい存在だろう。
対価のバレステロスは「将来の正捕手」に
エンゼルスは対価としてバレステロスを獲得する。バレステロスは強打の捕手で、今季は8試合で6本塁打、OPS.688をマークしている。
前述の通り、エンゼルスは正捕手のオホッピーを放出したばかりだ。これは「長く保有できる若手捕手」の獲得を前提としたものであり、バレステロスはこの思惑に一致する。バレステロスはメジャー2年目であり、来季以降、5年間にわたって保有できる。エンゼルスは将来的な正捕手としてバレステロスを育てるはずだ。
■文・構成 Takafumi Kamiki(MLB通信編集部)
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