- 2025/11/05 01:11
ドジャースの補強ポイントは「ブルペン」と「外野手」 マイク・ヤストレムスキーを短期契約で獲得すべきだ
ドジャースの最優先課題は「ブルペン」だ。今シーズン、ドジャースのブルペンが記録した防御率(4.27)と被打率(.244)はいずれも、過去10シーズンでワーストの成績だった。
昨オフもブルペンの強化を課題にあげ。タナー・スコットとカービー・イェーツの両名を獲得。しかし、スコットはシーズンを通して精彩を欠いた。フォーシームの威力が落ちたことで被ハードヒット率がキャリアワーストの42.3%に達し、57.0イニングで防御率4.74に終わった。イェーツは右太ももや腰の痛みにより故障者リストに3度も登録され、防御率5.23でフィニッシュした。
今オフの移籍市場では、多くの優秀なリリーバーが新天地を模索している。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者によると、ドジャースはデビン・ウィリアムスの獲得に乗り出す可能性が高いとしている。
ウィリアムスは、独特な曲がりをみせるチェンジアップ、通称「エアベンダー」を操るリリーバーだ。2019年にブルワーズでデビューし、6シーズンで241試合に登板。FAまで1年となった昨オフにトレードでヤンキースに移籍した。
名門球団での1年目は苦しいピッチングがつづき、結果的に67試合で18セーブ、防御率4.79と不満足な成績に終わった。ところが、あらゆる指標を見てみるとウィリアムスが依然として優秀なリリーバーであることがわかる。データサイト「ベースボール・サバント」によると、ウィリアムスの空振り率は30%を超えており、チェイス・レート(ボールゾーン空振り率)も35.0%とメジャートップクラスだ。
デビン・ウィリアムス 2025年の成績
| WAR | 投球回 | 勝 | 敗 | セーブ | 防御率 | 奪三振 | 与四球 | K/BB |
| -0.3 | 62.0 | 4 | 6 | 18 | 4.79 | 90 | 25 | 3.60 |
ふたつ目の補強ポイントは「左打ちの外野手」だ。左翼のレギュラーとして起用されたマイケル・コンフォートはこのオフにFAとなり退団した。さらに、来シーズンはフレディ・フリーマンが36歳、マックス・マンシーが35歳となることから、レギュラークラスの左打者も追加したい。
ドジャースのマイナーには多くの若手外野手がいる。12月におこなわれる「ルール5ドラフト」での指名を防ぐために、ドジャースはライアン・ウォードをロースターに加えた。また、チームのトッププロスペクトであるホスエ・デポーラも成長著しく、来シーズンにもメジャー契約を結ぶ可能性がある。
プロスペクトらのデビューを見据え、ドジャースが外野手との短期契約を目指す可能性を指摘している。専門メディア「ドジャース・ビート」のコディ ・スナベリー記者は有力候補として、ロイヤルズからFAとなったマイク・ヤストレムスキーをあげている。
ヤストレムスキーは35歳の右翼手で、今シーズンのトレード・デッドラインでジャイアンツからロイヤルズに移籍した。強肩を活かした外野守備で知られ、今シーズンはDRS7を記録。打撃では安定した結果を残し、特に右投手を得意とする。ロイヤルズに移籍してからは50試合で9本塁打、OPS.839と躍動し、ドジャー・スタジアムでも通算OPS.791と適応している。レッドソックスで活躍し、1967年に三冠王を獲得したカール・ヤストレムスキーの孫としても知られる。
マイク・ヤストレムスキー 2025年の成績
| WAR | 試合 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | OPS | 出塁率 | 長打率 |
| 2.8 | 146 | 17 | 46 | 7 | .233 | .735 | .333 | .403 |
ヤストレムスキーを獲得した場合、テオスカー・ヘルナンデスを左翼に再コンバートすることになる。外野守備が強化され、打線のバランスも安定する。ヤストレムスキーが〝ワールドシリーズ三連覇〟のキーマンになる。
