カブス、開幕サード最有力はマット・ショウ チーム1位のトッププロスペクト

昨シーズンの三塁手はアストロズへ移籍 

 5年ぶりのポストシーズン進出を狙うシカゴ・カブスがスプリング・トレーニングに突入した。カブスはこのオフ、カイル・タッカーをはじめ投打ともに堅実な補強をすすめてきた。しかし、昨シーズンに三塁を守ったアイザック・パレデスがアストロズに移籍して以降、レギュラー格となる三塁手は依然として見当たらない。

 カブスは、アレックス・ブレグマンの移籍先候補のひとつとしても挙げられている。しかし、米メディア『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は、カブスはブレグマンと3年以上の長期契約を結ぶつもりはないと報じている。ブレグマンは6年以上の長期契約を希望しているため、カブスとの契約合意は現実的ではない。

チーム1位のトッププロスペクト

 開幕サードの最有力候補となっているのが、マット・ショウだ。ショウは2023年のドラフト1巡目(全体13位)で指名された内野手。プロスペクト情報サイト『MLB Pipeline』の最新ランキングで全体19位、球団別ではチーム1位の評価を得ている。

 ショウは過去2シーズンをマイナーリーグでプレーし、通算で打率.303、29本塁打、OPS.906をマーク。昨年8月にAAA級に初昇格すると35試合で7本塁打、21打点、OPS.929の成績を残した。シーズン終了後の「プレミア12」にはアメリカ代表の三塁手として出場し、大会最多となる14打点をマークし脚光をあびた。ショウは三塁、二塁、遊撃を守れるが、クレイグ・カウンセル監督は三塁で起用するプランを明かしている。

マット・ショウ(2024年 / AAA)

35試合 打率.298 7本塁打 21打点 6盗塁 OPS.929

新加入組も三塁手候補に

 ショウの他には、ビダル・ブルハーンも三塁手候補のひとりだ。ブルハーンは今オフにトレードでカブスに加入。昨シーズンはマーリンズで102試合に出場したが、打撃ではOPS.622と精彩を欠く。ブルハーンの売りは内外野を守れるユーティリティー性で、昨シーズンは捕手以外の全ポジションを守った。

 ドジャースの大谷翔平が「50-50(50本塁打50盗塁)」を達成した昨年9月19日(同20日)には、5番手投手としてブルハーンが登板。大谷に51号本塁打を献上している。

 ゲージ・ワークマンは、昨年末におこなわれた「ルール5ドラフト」でタイガースから加入した内野手。ルール5ドラフトで指名を受けた選手は翌シーズンの全期間でアクティブ・ロースター(メジャーの試合に出場できる枠 / 26人枠)に登録される。そのため、メジャー昇格歴のないワークマンも、今シーズンは開幕ロースターに組み込まれる。マイナーでは三塁で豊富な経験があり、出番が巡ってくるかもしれない。

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トレード補強も視野に

 ブレグマンとの契約を諦めた場合は、開幕までにトレードでの補強に踏み切る可能性もある。米移籍情報サイト『トレード・ルーマーズ』によると、メッツのブレット・ベイティやヤンキースのオズワルド・カブレラ、ツインズのウィリー・カストロらを獲得候補として挙げている。

 カブスは3月18日(日本時間)のドジャースとの開幕戦を日本でおこなう。鈴木誠也や今永昇太ら日本人選手にも注目が集まる。