ソトの加入でスターリング・マルテはトレードか? 今年が契約ラストイヤー、通算354盗塁は現役1位

ソトの加入+契約ラストイヤーのマルテ

 スプリング・トレーニングが本格的に始まろうとしている。そんななか、『MLB.com』のアンソニー・ディコモ記者は16日(日本時間17日)、メッツとマルテの間でトレード移籍に関する話し合いがおこなわれたと報じた。

 今オフ、フアン・ソトを7億6500万ドル(約1148億円)で獲得したメッツ。右翼をメインポジションとするソトの加入によって、マルテは出場機会を大きく減らすと予想される。さらに、今年はマルテにとって4年契約のラストイヤーとなることから、トレードの駒として放出するプランが浮上しているのだ。

通算354盗塁は現役最多

 マルテは2012年にパイレーツでメジャーデビューして以降、走攻守を兼ね備えた万能型外野手として活躍してきた。2020年以降は複数回のトレードに関与する形で、ダイヤモンドバックス、マーリンズ、アスレチックスに在籍。2021年オフにFAとなり、4年7800万ドル(当時約117億円)でメッツに加入した。

 メジャー通算13シーズンで、154本塁打、633打点、OPS.783を記録。通算354盗塁は現役プレイヤーで1位。盗塁王こそ獲得していないものの、これまで6シーズンで30盗塁以上をマークし、そのうち3シーズンで40盗塁を超えている。

DHはジェシー・ウィンカーと併用か

 キャリアを通じて外野の全ポジションを守ってきたが、メッツに移籍してからは右翼に固定されてきた。元から故障が多いプレイヤーであり、昨年6月には右膝のケガにより離脱。昨シーズンは出場数は94試合で、7本塁打、40打点、16盗塁、OPS.715。

 得点力の傑出度を示すOPS+では「104」をマークし平均以上だったが、K%(全打席に占める三振の割合)は21.9%となり、16.0%を記録した2019年から5シーズン連続で悪化している。

試合本塁打打点
9440
盗塁OPSbWAR
16.7150.7
スターリング・マルテの打撃成績(2024年)

 

 メッツは、右翼を新加入のソト、左翼をブランドン・ニモで固定する方針。中堅はホセ・シリとタイロン・テイラーがポジションを争う。ディコモ記者によると、マルテは左投手が先発する場合にDHで起用される可能性が高いという。

 昨シーズン、マルテは左投手に対してOPS.844のハイアベレージをマーク(対右投手ではOPS.659)している。一方、右投手が先発する場合は、ジェシー・ウィンカーがDHになると予想される。

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 ケガの多さと契約最終年に加え、すでに36歳になったマルテ。DHでの出場がない場合には、ベンチスタートが増えることになる。マルテはトレードの可能性について「チームメイトやあらゆる関係者と長い時間を過ごしてきたことを思うと、トレードされたくないのは当然の気持ち」としつつ「メジャーリーガーなら毎日試合に出たいものだし、それが仕事だからね」と報道陣にコメントしている。

 このトレードプランが実現するかは未知数だ。17日(同18日)からはメッツのスプリング・トレーニングがはじまる。マルテはきっと心中穏やかでないはずだ――