レンジャーズ、先発陣にケガ人続出 「ヴァンダービルト大の先輩と後輩」コンビが救世主となるか

171キロの打球が直撃……

 レンジャーズにとって大きな試練だ。昨シーズン5勝をあげたジョン・グレイが右手首を骨折し、開幕を故障者リストで迎えることになった。地元誌『ダラス・モーニング』が報じている。復帰時期は未定だという。

 グレイは3月14日(日本時間15日)、ロッキーズとのオープン戦に先発した。ところが4回表、ロッキーズのマイケル・トグリアに投じた1球目が171キロのピッチャーライナーとなりグレイに直撃。降板後、検査を受けた結果、骨折が判明した模様だ。

 グレイは2015年にロッキーズでメジャーデビュー。翌年から4シーズン連続で二桁勝利をあげた。2021年オフにFAとなりレンジャーズに移籍。2023年には9勝をマークし球団初の世界一に貢献した。

開幕ローテーションはどうなる

 レンジャーズでは、昨シーズン6勝のコディ・ブラッドフォードも右ヒジ痛のため戦線から離脱。開幕を故障者リストで迎えることが決まっている。

 現時点でレンジャーズでローテーションが確定しているのは、ネイサン・イオバルディジェイコブ・デグロムタイラー・マーリーの3人。グレイとブラッドフォードの離脱により2枠が空席となっている。

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トッププロスペクト2名に出番か

 最有力候補は、ジャック・ライター。ライターは21年のドラフトで1巡目(全体2位)で指名された金の卵だ。『MLB Pipeline』のプロスペクトランキングでは球団内3位にランクイン。

 父と叔父は元メジャーリーガーで、従兄弟はヤンキースのマーク・ライター・Jr.と、野球一家として話題になることが多い。春季キャンプでは4試合で防御率2.53をマークしている。

 クマー・ロッカーにもチャンスが巡ってくるかもしれない。ロッカーは22年ドラフトで1巡目(全体3位)で入団。前述のプロスペクトランキングでは球団内2位の高評価だ。

 メジャーデビューを果たした昨シーズンは3試合に先発し55人の打者と対決。打たれたバレルヒットはわずか1本。威力のあるフォーシームを中心に、平均153キロのシンカーを武器に打者をねじ伏せる。春季キャンプでは3試合に先発し11失点と不調だが、将来のエースとして期待は大きい。

 ちなみに、ライターとロッカーはともにヴァンダービルト大学(テネシー州)の出身。同大は野球の名門として知られ、ロッカーとライターは先輩・後輩の関係だった。

 ふたりのトッププロスペクトがレンジャーズの危機を救うかもしれない。