オリオールズ、トレード市場でロースターの「4分の1」を放出か 米有名メディアが予想【各候補の成績あり】

 オリオールズが〝ファイヤー・セール〟に踏み切るかも知れない。7月17日(日本時間18日)、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のチャド・ジェニングス記者が各球団のトレードの動向をまとめた記事を公開。同記者はオリオールズを「選手を大量に放出する可能性の高いチーム」に位置づけた。

 ア・リーグ東地区最下位で前半戦を折り返し、ワイルドカード争いでも進出圏内から7.5ゲーム差となっているオリオールズ。苦しいシーズンがつづき、5月17日(同18日)にはブランドン・ハイド監督が解任された。

 同記者はオリオールズのトレード戦略について、シーズン終了後にFAとなる選手を大量放出する可能性を指摘。具体的には、セドリック・マリンズライアン・オハーンザック・エフリンセランソニー・ドミンゲスグレゴリー・ソトラモン・ウリアスの名前をあげている。これらのトレードが実現した場合、オリオールズはアクティブ・ロースター(26人枠)のおよそ4分の1の選手を放出することになる。

 マリンズは巧打の中堅手で、2021年には球団史上初の「30-30」をクリアしたことで知られる。今シーズンは開幕戦で2本塁打を放つなど上々のスタートを切ったが、その後に急失速。5月と6月は39試合で打率.169、6本塁打、OPS.542と低迷した。中堅手としてメジャーワーストとなるDRS-16が示すように、守備に不安がある点にも留意したい。今シーズンは調停権3年目で、年俸は872万5000ドル(約13億円)。

試合打席本塁打打点
793121341
盗塁打率OPSrWAR
13.218.713-0.4
セドリック・マリンズの前半戦成績

 オハーンは今夏のトレード・デッドラインの人気銘柄のひとりだ。一塁手または指名打者での起用がメインで、強い打球を右翼方向へ飛ばす。開幕からここまで11本塁打、OPS.840と安定していて、ハードヒット率は48.0%をマーク。キャリアハイの1年になるかもしれず、売るなら今だ。今シーズンが2年契約の2年目で、年俸は800万ドル(約12億円)。

試合打席本塁打打点
823191134
盗塁打率OPSrWAR
3.286.8401.7
ライアン・オハーンの前半戦成績

 エフリンは2023年に最多勝を獲得した技巧派右腕だ。抜群のコントロールが持ち味で、与四球割合は4.1%と優秀。今シーズンはシンカーとカッターだけでなく、様々な変化球を均等に投じている。現在は腰痛により故障者リストに登録されている。今シーズンが3年契約の3年目で、年俸は1800万ドル(約26億7000万円)。

試合勝敗イニング防御率
126-562.05.95
K%BB%K/BBrWAR
15.6%4.1%3.82-0.4
ザック・エフリンの前半戦成績

 ドミンゲスとソトは、ともにリリーフとして奮闘している。ドミンゲスは与四球の多さが欠点だが、その他の指標はすべて優秀。スイーパーとスプリッターで空振りを奪いまくり、全投球における空振り率は35.9%に達している。今シーズンは3年契約の3年目で、年俸は800万ドル(約12億円)。

試合勝敗イニング防御率
392-238.13.29
K%BB%K/BBrWAR
32.3%13.9%2.320.6
セランソニー・ドミンゲスの前半戦成績

 ソトは4年連続で60試合以上に登板するタフネス左腕。今シーズンもここまでチームトップの42試合に登板し、防御率3.74、FIP3.26と役割を全うしている。今シーズンは調停権3年目で、年俸は535万ドル(約8億円)。

試合勝敗イニング防御率
420-233.23.74
K%BB%K/BBrWAR
27.4%10.3%2.670.3
グレゴリー・ソトの前半戦成績

 ウリアスは開幕から三塁のレギュラーとして起用される右打ちの内野手。三塁守備が強みで、DRSは5を記録している。三塁のバックアップが不足するチームにはうってつけかもしない。今シーズンは調停権2年目で、年俸は315万ドル(約4億7000万円)。また、ウリアスをトレードで放出することで、コービー・メイヨの出場機会を確保できるかもしれない。メイヨはチームのトッププロスペクトでメインポジションは三塁。現在はチーム事情に伴い、一塁での起用が多い。

試合打席本塁打打点
68256629
盗塁打率OPSrWAR
2.241.6530.8
ラモン・ウリアスの前半戦成績

 来シーズンに照準を合わせ、大解体がはじまりそうだ――