ヤンキース、三塁手のライアン・マクマホンを獲得 5年連続20本塁打も〝打者天国〟の本拠地以外では成績低迷

 球界の盟主が手を打った。7月25日(日本時間26日)、ヤンキースとロッキーズの間でトレードが成立。ヤンキースは三塁手のライアン・マクマホンを獲得し、対価としてグリフィン・ヘリングジョシュ・グロスのプロスペクト投手2名をロッキーズに放出した。

 今シーズン、三塁の絶対的レギュラーが不在のまま開幕を迎えたヤンキース。オスワルド・カブレラがレギュラー格として起用されてきたが、5月中旬に右足首を骨折しチームを離脱。以降はジャズ・チザム・ジュニアが三塁を守るも、後半戦に入り二塁に再コンバートされていた。今夏のトレード市場において、三塁手の獲得は最優先課題だったのだ。

 マクマホンは攻守に秀でる左打ちの三塁手で、今シーズンはここまで100試合に出場し、16本塁打、35打点、OPS.717、wRC+88の成績を残している。長打力が持ち味で、短縮シーズンとなった2020年を除き、2019年から5年連続で20本塁打を記録。三塁守備もメジャートップクラスで、昨シーズンまで4年連続でDRS10以上をマークしている。

 三振の多さが課題で、今シーズンの三振割合は31.7%とメジャーワーストクラス。結果的に、打率も.217まで落ち込んでいる。また、アウェイでの対応力にも疑問が呈されている。ロッキーズ本拠地はクアーズ・フィールドで、標高が高く空気が薄く打球が飛びやすいことから〝打者天国〟と呼ばれている。マクマホンは本拠地では11本塁打、OPS.856と好成績を残す一方、アウェイでは5本塁打、OPS.589と差が激しい。

 ヤンキー・スタジアムでは通算6試合に出場し、1本塁打、OPS.535の成績を残すマクマホン。サンプルに乏しいものの、同球場での適応力がひとつのポイントになりそうだ。

 ロッキーズが獲得したヘリングは、プロスペクト情報サイト「MLB Pipeline」でチーム内8位にランクインしていた左投手。昨シーズンのドラフトでヤンキースから6巡目指名を受けたばかりで、現在はA+級で先発としてプレーしている。グロスは同サイトでチーム内21位の右投手で、こちらもA+級で先発として研鑽を積んでいる。

 ブルージェイズの後塵を拝するヤンキース。マクマホンの加入で巻き返しを狙う。