レイズ、捕手の総入れ替えを敢行 ダニー・ジャンセンをブルワーズに放出→マーリンズからニック・フォーテスを獲得

 7月28日(日本時間29日)、レイズとブルワーズの間でトレードが成立したことがわかった。レイズは捕手のダニー・ジャンセンをブルワーズに放出し、対価としてプロスペクト内野手のハデル・アレイナモをブルワーズから獲得する。「MLB.com」のマーク・フェインサイド記者が報じた。また、レイズはジャンセンの年俸の一部を負担する見込みだ。

 ジャンセンは昨オフにレッドソックスからFAで加入したベテラン捕手だ。2018年にブルージェイズでデビューを果たし、打撃と守備の両面でメジャーのレベルに対応。レイズでは開幕直後に深刻な打撃不振に陥ったものの、正捕手としてここまで73試合に出場。11本塁打、OPS.703と奮闘していた。

 資金力に乏しいレイズは、年俸の高いベテラン選手をトレードで放出し、対価として獲得した若手をメジャーレベルまで育て上げる手法を確立している。ジャンセンは今シーズンの年俸が800万ドル(約12億円)で、来シーズンが1200万ドル(約18億円)の相互オプションとなっている。

 今回のトレードでも、プロスペクトのアレイナモを獲得。アレイナモは若手情報サイト「MLB Pipeline」でチーム内24位にランクインする内野手で、今シーズンはA+級で遊撃と二塁をメインに起用されている。

 ブルワーズといえば、強打の捕手として知られるウィリアム・コントレラスが正捕手を務める。ジャンセンはブルワーズで、コントレラスをバックアップする第二捕手の役割を担いそうだ。

 ジャンセンを放出したレイズだが、矢継ぎ早に次なる手を打った。米メディア「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、レイズはマーリンズのニック・フォーテスをトレードで獲得することがわかった。マーリンズは対価として、プロスペクト外野手のマシュー・エッツェルを獲得する。

 フォーテスはメジャー5年目を迎える捕手だ。投手の持ち味を存分に引き出すリードとブロッキング技術は高い評価を受けており、メジャーでの通算DRSは17と好成績を残している。今年が調停権1年目で、年俸は186万ドル(約2億8000万円)。FAとなる2028年のシーズン終了後まで、レイズはフォーテスを3年間も低年俸で保有できることになる。

 レイズならではの、綿密なトレード戦略が実現したわけだ。