レンジャーズ・イオバルディ、ギブソン以来の「14試合中13試合で1失点以下」 防御率は1.38【成績詳細】

 ベテランが驚異的な活躍をみせている。8月5日(日本時間6日)、レンジャーズのネイサン・イオバルディがヤンキース戦に先発し、8回無失点で10勝目をあげた。四球をひとつも与えず、許したヒットはわずかに1本だけだった。

 イオバルディはメジャー14年目のシーズンを過ごすベテランピッチャーだ。ここまで19試合に先発し、10勝3敗をマーク。防御率は1.38で、これは100イニング以上を投げた投手のなかでは堂々のメジャー1位だ。フォーシーム、スプリッター、カッター、カーブをバランスよく投げ分ける技巧派で、余計な四球を与えない。ピンチに強く、ランナーが得点圏にいる状況での被打率は.161だ。

ネイサン・イオバルディの今季成績
試合イニングセーブ
19111.01030
防御率FIP被OPS被打率得点圏
被打率
1.382.43.499.186.161
奪三振K%与四球BB%K/BB
11126.5%205.1%5.55

 さらに直近14試合に限定すると、そのうち13試合で1失点以下に抑える無双ぶり。米データ会社「オプタ・スタッツ」によると、14試合中13試合を1失点以下に抑えた投手は、1968年のボブ・ギブソン(当時カージナルス)以来、メジャー史上2人目だという。

 現在35歳のイオバルディは、レンジャーズに移籍した2023年にエースとしてチームを牽引し、球団史上初の世界一に導いた。この年のポストシーズンでは6試合に先発し5勝をあげた。これは、単一ポストシーズンにおける最多勝利記録である。

 昨オフにはプレイヤー・オプションを破棄しFAとなったものの、最終的に3年7500万ドルでレンジャーズと再契約を結んだ。4月1日(同2日)のレッズ戦では計99球の「マダックス」による完封勝利を達成するなど、その実力は健在である。

 ベテランの研ぎ澄まされた投球術に、バッターたちはお手上げ状態なのだ。