オリオールズ・菅野智之がメジャー1年目で10勝に到達 日本人ルーキーによる最多勝利数はダル、前田の16勝

 オールドルーキーが世界最高の舞台を謳歌している。8月14日(日本時間15日)、オリオールズの菅野智之がマリナーズ戦に先発登板。5回途中1失点で10勝目をマークした。

 この日の菅野は多彩な変化球をコントロールよく投げ分け、与えた四球はわずかにひとつ。トレード・デッドラインの積極補強で強化されたマリナーズ打線をわずか3安打に抑えた。5回、一死一塁の場面で雨が強まり試合が中断したため、菅野は降板。継投したリリーフ陣がリードを守りきった。

 メジャー1年目で二桁勝利に到達した日本人投手は、昨シーズンの今永昇太(カブス)につづき史上10人目。また、メジャー1年目の日本人投手による勝利数として、10勝は歴代9位タイ。1位は、2012年のダルビッシュ有(当時レンジャーズ)と2016年の前田健太(当時ドジャース)が記録した「16勝」となっている。

 菅野は昨オフに海外FA権を行使してメジャーにやってきた実力派右腕だ。日本球界では読売ジャイアンツでプレーし、もっとも優れた投手に贈られる「沢村賞」を2度も受賞した。3月30日(同31日)のブルージェイズ戦で日本人投手史上最年長となる「35歳と170日」でメジャーデビューを果たすと、4月5日(同6日)のロイヤルズ戦でメジャー初勝利。4月は5試合に登板し3勝0敗、防御率2.79と好成績を残した。

菅野智之の今季成績
試合イニングセーブ
23126.11050
防御率FIP被OPS被打率得点圏
被打率
4.134.96.750.263.250
奪三振K%与四球BB%K/BB
8215.2%325.9%2.56

 開幕から投打が噛み合わず、ア・リーグ東地区最下位に低迷するオリオールズ。トレード・デッドラインでは「売り手」として選手の大量放出に踏み切り、早くも来シーズン以降を見据えたチーム作りにシフトしている。菅野も1年契約での加入であるため、シーズン終了後には再び新天地を模索することになる。

 メジャーリーガー・菅野智之の旅ははじまったばかりだ。